【東京モーターショー2017】日本での研究開発、NTTドコモとのパートナーシップをアピール…コンチネンタル

自動車 ニューモデル モーターショー
コンチネンタル社CEOのエルマー・デゲンハート氏
コンチネンタル社CEOのエルマー・デゲンハート氏 全 4 枚 拡大写真
コンチネンタルは10月26日、東京モーターショーにおいてプレスカンファレンスを開催し、自動運転やコネクティビティに関する取り組みをアピールした。

プレゼンテーションに立った同社CEOのエルマー・デゲンハート氏は、最初に日本での開発についてアピールした。「日本でも1500人が働いており、エンジニアも800人ほど在籍し開発に従事している。うち半分のエンジニアはソフトウェアのバックグラウンドがある」

次に自動運転について言及した。自動運転の実現にはレーダー技術が重要だとし、「レベル4以上の自動運転では、20個のセンシングデバイスが必要になるだろう。それらのセンサー情報を統合するセンサーフュージョンには大きなコンピューティングパワーが必要だ。コンチネンタルは日本でも2014年から実証実験に参加し、開発を進めている」と説明した。

コネクティビティに関しては、コンチネンタルは以前からNTTドコモと提携し、5Gを利用した研究開発を進めている。「他車やクラウドとの間で大きなデータをやり取りすることになる。その際には5Gが必要だ。NTTドコモと5Gの研究をしており、統合されたプラットフォームを開発している」と述べた。

またコンチネンタルは、世界的なタイヤメーカーとしての顔もある。デゲンハート氏は、「走行中に空気圧を調整して燃費の低下を防ぐことができる」という『ContiAdapt』コンセプトを紹介し、スマートタイヤの開発についても言及した。

最後にデゲンハート氏は、「日本のOEMと一緒にモビリティを素晴らしいものにしていきたい」とプレゼンテーションを締めくくった。

《佐藤耕一》

日本自動車ジャーナリスト協会会員 佐藤耕一

自動車メディアの副編集長として活動したのち、IT企業にて自動車メーカー・サプライヤー向けのビジネス開発を経験し、のち独立。EV・電動車やCASE領域を中心に活動中。日本自動車ジャーナリスト協会会員

+ 続きを読む

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「思ったよりだいぶ安い」トヨタ『GRヤリス』に新登場、エアロパフォーマンスパッケージに絶賛の声
  2. メルセデスベンツ『Cクラス』次期型を予告、光る大型グリル採用…初のEVも設定へ
  3. 「TWIN TURBOのロゴ懐かしい!」Z32ファン感涙、レトロ感あふれる新型『フェアレディZ』が話題に
  4. BYDが新型PHEVワゴンを欧州初公開、エンジン併用で航続1300km以上…IAAモビリティ2025
  5. 「動画を観る」もっとも良い方法とは? トヨタ車純正ディスプレイオーディオ搭載車の場合は?[車内エンタメ最新事情]
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る