【東京モーターショー2017】ヤマハの3輪、ついにスポーツバイクに投入…二刀流で旋回性バツグン!!

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フロント2輪、リア1輪の『NIKEN(ナイケン)』。
フロント2輪、リア1輪の『NIKEN(ナイケン)』。 全 10 枚 拡大写真

「LMW(リーニングマルチホイール)」は、旋回時にフロント2輪が車体と同調してリーン(傾斜)するヤマハならではの機構。これまでは125ccと155ccのスクーター『トリシティ』で採用してきたが、今度はついに本格的なスポーツバイクに導入する。

【画像全10枚】

東京モーターショーに展示されたフロント2輪、リア1輪の『NIKEN(ナイケン)』は、排気量850ccの3気筒エンジンを搭載。ナイケンは2つの“剣”を意味する造語で、フロント2輪のダイナミックな動きを剣の達人による二刀流になぞってネーミングした。

ヤマハ発動機 LMW開発部グループ プロジェクトリーダーの高野和久さんは「車体の安定性が高いことから、ライダーの精神的負担が軽減し、走行中の有効視野が2輪よりも広がります」と、安全性が高いことを教えてくれた。

もちろんスポーツライディングの楽しさも奥深い。というのも高野さんはLMW開発部に所属する前は、MotoGPやダカールラリーといったレースマシンの開発を長い間担当してきたから、走りの部分にこだわらないわけがない。

「横風や路面による外乱に強く、たとえ片側のタイヤがスリップしても、もう片方のタイヤが支えてくれます。フロント2輪ならではの圧倒的なコーナリング性能を大型バイクで味わうという新しい提案です」(高野さん)

世界最高峰のレース用バイクを設計してきた高野さんが、より高い安定性を求めてきた中で見つけた前輪マルチホイールの有効性。2014年に『トリシティ』が発売され、その旋回性に驚いたが、今度はビッグバイクというよりスポーティなカテゴリーでその高いコーナリング性と安定感が味わえるのだ。

ヤマハは2018年に先進国向けに発売する方針。スポーツバイクの新しいカタチ、早く乗ってみたい!

《青木タカオ》

モーターサイクルジャーナリスト 青木タカオ

バイク専門誌編集部員を経て、二輪ジャーナリストに転身。多くの専門誌への試乗インプレッション寄稿で得た経験をもとにした独自の視点とともに、ビギナーの目線に絶えず立ち返ってわかりやすく解説。休日にバイクを楽しむ等身大のライダーそのものの感覚が幅広く支持され、現在多数のバイク専門誌、一般総合誌、WEBメディアで執筆中。バイク関連著書もある。

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