福井県のカーオーディオプロショップ「custom & car Audio PARADA」でスバル『レガシィ』を高音質化した西野さん。スピーカーとカーナビ交換に続きDSPやサブウーファーを追加し、さらなるシステムアップを実施した。
◆レガシィをさらに高音質化、DSPとサブウーファーを追加してシステムアップ
愛車のオーディオの不調をきっかけにカーナビを交換し、Webで評判の良かったフォーカルのスピーカーを選んだ西野さん。PARADAでインストールを終えるとボーカルのリアルさなど想像以上の高音質を体感したのは前編でお伝えした通りだ。スピーカーとカーナビ交換による音の変化に魅了された西野さんは当初の予定を変更し、さらなるカーオーディオのシステムアップを計画する。
「カーナビとスピーカーを交換したところ、すっかり音の世界に魅了されたんです。それでオーディオインストールの第2弾として考えたのがデッドニングとAピラーへのツイーター埋め込み、そしてDSPとサブウーファーの追加でした」
システム構成の大きな変化となったのがDSPの追加だ。選んだのはゴールドホルンのDSPA 406。車内のデッドスペースを有効活用したいというオーナーの希望もあり、シート下へスマートに設置した。
スピーカーの取り付けもオーナーの強い希望からグレードアップ。フロントスピーカーにはフォーカル K2 Power EVOシリーズのES 165 K2Eを用い、ツイーターをAピラーへビルトインした。ツイーターの設置位置を最適化することで定位を整え、クリアで明瞭な高域を引き出すことを狙ったインストールだ。
さらに低域を充実させるためサブウーファーも追加した。選んだのはオーディソンのPrimaシリーズ。ここでも西野さんが重視したのは車内スペースをできるだけ犠牲にしないことだった。
「DSPはシート下に収まったんですが、サブウーファーはサイズ的にシート下へ設置するのが難しいということでした。そこでラゲッジに取り付けることにしたのですが、積載性を犠牲にしたくなかったので振動板を下向きに設置できるモデルを選びました。これなら荷物がぶつかって振動板を傷つける心配も少なく、安心して荷物を積めると考えました」
◆DSPとサブウーファーの効果を実感、音の厚みと重厚感が大幅アップ
第1弾では比較的シンプルな取り付けだったフロントスピーカーも本格的なインストールへと進化。さらにサブウーファーを追加したことで低域から高域までのバランスが整った。DSPによる細かなサウンド調整も加わり、システム全体の完成度は大きく向上。こうして完成したレガシィのカーオーディオは西野さんの期待を超える高音質を実現した。
「システムアップした愛車で音楽を聴くと、音の厚みが大きく増したのが印象的です。サブウーファーを追加したので低音が豊かになったのはもちろんですが、音楽全体に重厚感が出たことにも満足しています。オーディオシステムとしてはこれで目的を達成したと思えるほどの完成度でした」
取材時はシステムアップから約1か月。音が良くなったレガシィで走ることが楽しくなり、以前にも増してドライブへ出掛ける機会が増えたという。
「音が良くなってからは目的がなくてもクルマに乗りたくなるんです。これまでの走る楽しみに加えて、ドライブしながら良い音で音楽を聴く楽しみが増えたからだと思います」
ドライブ中に聴くのはホームオーディオでも楽しんでいるジャズが中心。さらにアニソンなど幅広いジャンルを楽しんでいる。それぞれの音源を心地よく再生してくれる点も、このカーオーディオシステムを気に入っている理由のひとつだ。
◆DSPは取り付けて終わりじゃない、再調整で好みのサウンドへ進化
納車時には完成形だと思っていたレガシィのオーディオシステムだが、PARADAではインストール後にもDSPの再調整を実施している。スピーカーは使用を重ねてエージングが進むことで音が変化するほか、オーナー自身の好みや求めるサウンドも変わることがある。そのため西野さんもインストールから約1か月後に再調整を受けることになった。
「再調整ではボーカルをもう少し前に出してほしいとリクエストしました。それと最初は低音が出すぎないよう少し控えめにしてもらったのですが、聴いているうちにもう少し低音が欲しくなったので、そこも調整してもらいました。納車後にも気になる部分を再調整してもらえるのは良いですね。少しずつ変化する自分の好みに合わせてオーディオの音も変えていけるところが魅力です」
完成したオーディオの音に満足し「目的を達成した」と感じていた西野さんだが、すでに次なるシステムアップも考え始めている。
「いずれはDSPアンプをグレードアップしてフロント3ウェイを狙ってみたいです。またスピーカーケーブルやRCAケーブルのグレードアップにも興味があります。ケーブルについてはホームオーディオでも交換を経験していて効果があることは知っているので、近い将来実施してみたいと思っています」
カーナビ交換から始まった西野さんのカーオーディオ・システムアップ。プロショップのアドバイスを受けながら効果的で無駄のないステップアップを重ね、そのたびに音の変化と満足感を味わってきた。今後も愛車レガシィとともに、自分好みの高音質なオーディオシステムを少しずつ育てていく予定だ。
土田康弘|ライター
デジタル音声に関わるエンジニアを経験した後、出版社の編集者に転職。バイク雑誌や4WD雑誌の編集部で勤務し、独立後はカーオーディオ、クルマ、腕時計、モノ、インテリア、アウトドア関連など幅広いジャンルのライティングを手がける。カーオーディオ雑誌の編集長も請け負い、現在もカーオーディオをはじめとしたライティングを中心に活動している。

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