【東京モーターショー2017】ペットのようにバイクが自分のもとへ…人工知能搭載ヤマハ モトロイド

自動車 ニューモデル モーターショー
ヤマハ・モトロイド(東京モーターショー2017)
ヤマハ・モトロイド(東京モーターショー2017) 全 16 枚 拡大写真

ヤマハブースにあるのは、自律するモーターサイクル『MOTOROiD(モトロイド)』。人工知能AIによる顔認識機能によってオーナーを検知すると、自ら2輪で自立しスタンバイの状態で待ち、手招きなどのジェスチャーを認識するとオーナーのすぐ近くまでやってくる。

ヤマハ発動機の代表取締役社長柳弘之氏は、モトロイドを呼び寄せるところを東京モーターショーのプレスカンファレンスでやって見せた。

2輪車が自身で倒れることなく静止し、前進するのはとても難しい。ヤマハは「AMCES(アムセス)」という独自の機構でこれを実現している。スイングアームの付け根で後輪がねじれるように動き、バランスを取って自立してしまう。

そしてライダーが跨ってハンドルを握ると、テールカウルだと思っていたところが自動でライダーのウエスト部を抱き抱えるようにフィット。これは「ハプティックデバイス」と呼ばれ、こうしてマシンがライダーに触れることで直観的な情報のやり取りを目指すという。

低速での後退もでき、まさに常識を覆すコンセプトモデルとなっている。研究は知能化技術というインテリジェンスを用いて、まだまだ続きそうだ。

MOTOROiD
■全長×全幅×全高=2,060 mm×600 mm×1,090 mm
■原動機種類=リアインホイールモーター
■燃料供給=リチウムイオンバッテリー
■車両重量=213kg

《青木タカオ》

モーターサイクルジャーナリスト 青木タカオ

バイク専門誌編集部員を経て、二輪ジャーナリストに転身。多くの専門誌への試乗インプレッション寄稿で得た経験をもとにした独自の視点とともに、ビギナーの目線に絶えず立ち返ってわかりやすく解説。休日にバイクを楽しむ等身大のライダーそのものの感覚が幅広く支持され、現在多数のバイク専門誌、一般総合誌、WEBメディアで執筆中。バイク関連著書もある。

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