【東京モーターショー2017】4割近い販売構成比、308 がフェイスリフト…プジョー

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プジョー308(東京モーターショー)
プジョー308(東京モーターショー) 全 11 枚 拡大写真

プジョー・シトロエン・ジャポンは東京モーターショーのプジョーブースにて、同ブランドの4割近い販売比率を占める『308』のフェイスリフトを発表した。

全世界で76万台以上が生産されている308。日本へは2014年秋に導入され、また、2016年7月にディーゼルモデルが追加されたことから、プジョーラインナップ中もっとも高い38%という販売比率(2016年実績)を誇っている。その要因はデザイン、装備と価格のバランス、バリエーション豊富なエンジン、グレ ード構成などが挙げられている。

そこで今回のフェイスリフトでは、その特長をさらに伸ばし、デザイン変更や、装備の強化などによって上級クラスに匹敵する質感を獲得しつつも、アリュールグレードは旧型価格とほぼ同等に据え置かれた。

同社マーケティング部商品企画の岡部祐子氏は、今回のフェイスリフトには大きくポイントが3つあるという。「ひとつはフロントフェイスの変更、安全装備の充実、最後は内装を含め全体のクオリティが高くなったことだ」と話す。

具体的には、フロントのライオンエンブレムがボンネットからグリル内に移されるなどで、存在感を増したフロントグリルや、立体感のあるシャープな造形のバンパーなどで「より精悍なイメージに仕上げている」という。

また、プジョーモデル初となるシーケンシャルインジケーター(流れるような点滅効果のあるターンインジケーター)が採用された。

アリュールのシートは、サイド部にテップレザーが組み合わされるなどで質感を向上。また、『3008』と同様の新コンテンツ(i-Cockpitアンプリファイを除く)のタッチスクリーン(日本語対応可)が搭載された。

安全装備では、アクティブセーフティブレーキ、レーンキープアシスト、アクティブブラインドスポットモニターなどが追加されたが、アクティブクルーズコントロールは装備されていない。

エンジンやトランスミッションに変更はなく、PureTech 1.2リットル直列3気筒、1.6リットルと2リットル4気筒クリーンディーゼル、そしてGTiには270psの1.6リットル4気筒ターボエンジンが搭載される。

価格は279万9000円から。

そのほかプジョーブースには『2008』、3008をはじめ、デビューしたばかりの『5008』といったSUVラインナップのほか、コンパクトハッチの『208』も展示されている。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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