カリフォルニアの燃料電池車、延べ走行距離2700万km超え…MIRAI や クラリティ が貢献

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トヨタMIRAI(米国仕様)
トヨタMIRAI(米国仕様) 全 2 枚 拡大写真

米国のTrue Zero水素ネットワークは11月6日、カリフォルニア州で運営する18か所の水素ステーションが、営業開始から1年半以内に水素250トンを供給し、燃料電池車の延べ走行距離が2700万kmを超えた、と発表した。

カリフォルニア州に本社を置くTrue Zeroは、世界最大の水素ステーション専門の開発・運営企業。現在18か所の水素ステーションを運営し、9か所を建設している。

カリフォルニア州では、市販燃料電池車として、トヨタが『ミライ』、ホンダが『クラリティ・フューエルセル』を投入。両車の普及が進んでいることも、燃料電池車の延べ走行距離2700万km超えに貢献した。

同社によると、水素の販売量は、カリフォルニア州の燃料電池車ユーザーの大半が、走行範囲や1日の距離制限を意識していないことを示すものだという。また、ユーザーの燃料補給パターンは、ガソリン車とほとんど変わりがなく、オーナーが運転習慣を変えずに燃料電池車を使用していることを示しているという。

なお、燃料電池車の延べ走行距離2700万kmは、温室効果ガス排出量1000万ポンドの削減を意味する。True Zeroのジョエル・エワニックCEOは、「これは燃料電池車にとって重要な成果。ホンダ・クラリティとトヨタ・ミライは毎日、水素が実用的なガソリン代替物であることを示している」と述べている。

《森脇稔》

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