ハーレーダビッドソンのニューモデルがまだあった。新作フェアリング、倒立フォーク、サドルケースを備えた『Sport Glide(スポーツグライド)』だ。ミラノモーターサイクルショー(EICMA)で ハーレーダビッドソンが発表した。
“スポーツグライド”というネーミングには歴史がある。かつて1983年から10年間売られ、今なおファンの間で熱狂的な人気のある『FXRT Sport Glide』というモデルがあったのだ。
その名の通りスポーティな走りが持ち味で、やはり専用のカウル、サドルケースを備えていた。当時の空冷Vツインエンジンの排気量は1340ccだった。
そして四半世紀のときを超え、待望の復活となった。新型『スポーツグライド』はモノサスペンションを備えるニューソフテイルフレームを骨格とし、排気量1745ccの「ミルウォーキーエイト107」エンジンを搭載。専用の2in1エキゾーストを装備している。
前後サスペンションは、インナーチューブ径43mmの倒立式フロントフォークと、プリロード調整のできるハンドアジャスター付きリアショックの組み合わせで、専用のカスタムホイールはフロント18インチ(130/70B18)、リア16インチ(180/70B16)のサイズとした。
タンク容量は5ガロン(18.9リットル)の迫力あるもので、メーターをタンクオンで装備。フェアリングやサドルケースを工具を使わずに脱着し、すぐにストリップ仕様にできることもウリにしている。
LEDヘッドライトやキーレスイグニッション、フレームネック左側にUSBポートを配備するなどモダンテクノロジーも随所に見られ、スポーツグライドの復活に相応しい内容となった。
現段階で日本導入は未定だが、すでにハーレーダビッドソンジャパンの公式サイトで紹介されており、上陸することは間違いないだろう。
今夏8機種が発表されたばかりのNEWソフテイルファミリー。9番目のニューモデルがあったのだ。