【東京モーターショー2017】日信工業、開発中の自動運転車両向け電動キャリパーを展示

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日信工業(東京モーターショー2017)
日信工業(東京モーターショー2017) 全 3 枚 拡大写真

ブレーキ製造大手の日信工業は、「『トミーカイラZZ』の実車展示もぜひ見てもらいたいけど、うちのEMBキャリパーや二輪用ABSも注目して」と担当者がプッシュする。

このEMBキャリパーは、自動運転対応車両などをターゲットにした電動キャリパー。「まだ開発段階だが、モーターで制御して、応答性やシステム制御性を向上させている」という。

また、二輪用ABSは、IMU(慣性即位装置)との強調によって、急ブレーキ時のリアタイアが浮く「リアリフト」を抑制し、さらにコーナリングブレーキも制御するというもの。

「二輪用ABSは、ボディ内部の深い部分に装備されているものだから、こうして全体を見る機会はなかなかない」と担当者。今回は125ccクラスと1000ccクラスの2機を展示。「125ccクラスのモデルは、新興国市場を見据えたモデル」という。

さらに、トミーカイラZZに装着した状態で展示している6ポットブレーキキャリパーは、アルミ一体成型モノブロック(一体鋳造)構造を採用。剛性を高めながら、小型化(W300mm×H82mm×D161mm)と軽量化(3800g)を図った。摩擦材の材質にNAO(ノンアスベストオーガニック)材を使い環境にも配慮。カラーはホイールからチラっと見える赤を採用し、白字の「Tommykaira」ロゴが描かれている。

《レスポンス編集部》

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