欧米に本拠を置く大手調査会社、IHSマークイットは11月14日、「2040年の自動車市場予測調査」を公表した。
この調査は、今から20年以上先の2040年の世界の自動車市場を、IHSマークイットが持つ様々な情報ネットワークから予測したもの。世界の新車市場が、2040年には縮小するとの見方を示していることが、注目できる。
新車市場の縮小は、自動車を購入することから、モビリティサービスへのシフトが進むことが大きな要因。2040年までに、中国や欧州、インド、米国などでは、ライドシェアなどのモビリティサービスが普及し、新車、とくに小型車の販売が減速すると予想する。
IHSマークイットのトム・デ・ヴィレシュワウアー氏は、「ライドシェアは、消費者にとって便利なことが多く、とくに自動車所有率の低い市場で、自動車輸送へのアクセスを大幅に増やすことができるため、大きく伸びる可能性がある」と述べている。