クルマ側からはほとんど見えていない---横断歩道を渡っていた高齢女性、はねられ重体

自動車 社会 社会

15日午後9時30分ごろ、大分県大分市内の市道で、徒歩で横断歩道を渡っていた高齢女性に対し、交差進行してきた軽乗用車が衝突する事故が起きた。女性は重体。警察はクルマの運転者を逮捕している。

☆☆☆

歩行者側は「自分はクルマ側からも見えている」という認識で横断を開始するが、それが夜間になると「クルマ側からはほとんど見えていない」という状況になる。クルマ側が気づくのは「自分の目前に歩行者が達したとき」だが、そのタイミンクでの回避は「ほぼ不可能」といえるだろう。

☆☆☆

大分県警・大分中央署によると、現場は大分市高城南町付近で片側1車線の直線区間。交差点に横断歩道はあるが、信号機は設置されていない。75歳の女性は徒歩で横断歩道を渡っていたところ、交差進行してきた軽乗用車にはねられた。

女性は近くの病院へ収容されたが、頭部強打などで意識不明の重体。クルマを運転していた同市内に在住する22歳の男にケガはなく、警察は自動車運転死傷行為処罰法違反(過失傷害)の現行犯で逮捕している。

聴取に対して男は「歩行者の発見が遅れた」などと供述しているようだ。警察では安全確認に怠りがあったものとみて、事故発生の経緯を詳しく調べている。

☆☆☆

歩行者側は「自分はクルマ側からも見えている」という認識で横断を開始するが、それが夜間になると「クルマ側からはほとんど見えていない」という状況になる。クルマ側が気づくのは「自分の目前に歩行者が達したとき」だが、そのタイミンクでの回避は「ほぼ不可能」といえるだろう。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタとパナソニックの合弁、新型リチウムイオン電池生産開始…レクサス『RZ』やスバル『ソルテラ』に搭載
  2. 【スバル クロストレック S:HEV 新型試乗】ストロングハイブリッドになっちゃって大丈夫なの?…岩貞るみこ
  3. ヤマハ発動機が新型3輪オープンカー、「AIで成長する」2輪車を世界初公開! 大型EVバイクなど16モデルずらり…ジャパンモビリティショー2025
  4. 日産、新型『エルグランド』世界初公開へ…ジャパンモビリティショー2025
  5. Z32ファン感涙、レトロ感あふれる『フェアレディZ』が話題…9月の新型車記事ベスト5
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る