クルマ側からはほとんど見えていない---横断歩道を渡っていた高齢女性、はねられ重体

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15日午後9時30分ごろ、大分県大分市内の市道で、徒歩で横断歩道を渡っていた高齢女性に対し、交差進行してきた軽乗用車が衝突する事故が起きた。女性は重体。警察はクルマの運転者を逮捕している。

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歩行者側は「自分はクルマ側からも見えている」という認識で横断を開始するが、それが夜間になると「クルマ側からはほとんど見えていない」という状況になる。クルマ側が気づくのは「自分の目前に歩行者が達したとき」だが、そのタイミンクでの回避は「ほぼ不可能」といえるだろう。

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大分県警・大分中央署によると、現場は大分市高城南町付近で片側1車線の直線区間。交差点に横断歩道はあるが、信号機は設置されていない。75歳の女性は徒歩で横断歩道を渡っていたところ、交差進行してきた軽乗用車にはねられた。

女性は近くの病院へ収容されたが、頭部強打などで意識不明の重体。クルマを運転していた同市内に在住する22歳の男にケガはなく、警察は自動車運転死傷行為処罰法違反(過失傷害)の現行犯で逮捕している。

聴取に対して男は「歩行者の発見が遅れた」などと供述しているようだ。警察では安全確認に怠りがあったものとみて、事故発生の経緯を詳しく調べている。

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歩行者側は「自分はクルマ側からも見えている」という認識で横断を開始するが、それが夜間になると「クルマ側からはほとんど見えていない」という状況になる。クルマ側が気づくのは「自分の目前に歩行者が達したとき」だが、そのタイミンクでの回避は「ほぼ不可能」といえるだろう。

《石田真一》

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