車両を相互認証する国際的な制度が成立、日本が主導

自動車 社会 行政
国際的な車両認証制度(IWVTA)の概要
国際的な車両認証制度(IWVTA)の概要 全 1 枚 拡大写真

国土交通省は、国連の自動車基準調和世界フォーラム(WP29)第173回会合で、日本が主導してきた国際的な車両認証制度(IWVTA)が新たに成立したと発表した。

今回のWP29の会合で、IWVTAに関する手続き等を定めた国際規則が成立し、2018年6月頃に発効する見込みとなった。IWVTAは自動車についての認証の相互認証を「装置単位」から「車両単位」に発展させる制度。これによってUNR0適用する締約国間では車両単位での認可証の発行・受入れが可能となり、国ごとの認証手続きが効率化される。

自動車メーカーは国ごとの基準に合わせた開発時間の削減や国ごとの認証手続きに関する費用や時間を削減できる。安全・環境についての高度な国際基準に適合する自動車の国際的な普及や日本の自動車メーカーの輸出競争力の強化も図れるとしている。

UNR0が発効した後は、日本と欧州各国との間で車両単位の認可証の相互受入れが可能となる見込み。国土交通省では引き続き、日本の制度・技術の国際標準化、相手国でのデファクト・スタンダード獲得推進のため、アジア諸国に対してもUNR0の適用を促していく方針。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 三菱『パジェロ』7年ぶり日本復活か!? 日産 パトロール 派生モデルの可能性も
  2. 世界初の「破壊不可能ホイール」って何だ!? テスラ向けパーツ手掛ける米メーカーが開発
  3. 待望の新型スズキ『GSX-R1000R』が予告なしの初公開!「3色3様」往年のレーシングカラーで日本市場復活へ
  4. 「ミニGSX-R」をスズキがサプライズ発表!? 鈴鹿8耐マシン以上に「サステナブルかもしれない」理由とは
  5. これで公道走行可能だと? BMW『M2 トラック・パッケージ』がニュルに出現!
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
ランキングをもっと見る