【ITS世界会議2017】こだわったのは数センチ単位の精度…アイシンが自動バレー駐車サービスで実証実験[動画]

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アイシンが実施した「自動バレー駐車サービス」の実験デモ
アイシンが実施した「自動バレー駐車サービス」の実験デモ 全 5 枚 拡大写真

「第24回ITS世界会議」(カナダ・モントリオール市)に出展したアイシン精機をはじめとするアイシングループは、2020年の実現に向けて開発を進めている自動バレー駐車サービスの実証実験を行った。ドライバーから駐車の煩わしさを解放するアイシン精機の最新技術を体験した。

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駐車操作にストレスを感じているドライバーは少なくない。しかし、クルマで出掛ければ必ず駐車はつきまとう。アイシンはこの考えの下、2000年頃から駐車支援システムの開発に取り組んできた。

03年にはハンドル操作を世界で初めて自動化したシステム「インテリジェント・パーキングアシスト」を開発するなど、自動駐車システムのパイオニア的存在として知られる。画像処理技術や超音波センサーの活用による自動駐車の精度は世界でもトップクラスとも言われ、ITS世界会議でもその動向が常に注目されているほどだ。

今回、アイシンが披露したのは、乗降場所でクルマから降りたドライバーがリモコン操作でクルマを駐車場へと送り出し、用件を終えて戻ったと仮定したドライバーが再びリモコンでクルマを呼び出すというもの。その間、クルマは指定された駐車枠へ自動的に移動し、そして戻ってくる。欧米でよく提供されるバレーパーキング・サービスを完全自動化したものだ。アイシンによれば、このサービスで目指したのは、限定エリア内での完全無人化した“レベル4”だという。

アイシングループはこれまで、ドライバーの体調が急変したときにクルマを自動的に減速させ、路肩などに止めるドライバー支援システムを披露してきた。この実現にはステアリング、シフト、ブレーキ、アクセルの操作に加え、後方確認など車両周辺の安全確認を行う必要だが、実は自動バレー駐車サービスにも同様な仕組みが欠かせない。言い換えれば、その実現も自動バレー駐車サービスに対する永年の研究があったからこそなのだ。

デモ会場として用意されたのは、ITS世界会議が開催されたコンベンションセンターの地下駐車場。ここを完全貸切状態にして実施された。駐車するスペースは特設された柵で区切られ、他にアイシンが用意した車両1台を駐めておく形で進められた。スマホで「入庫開始」ボタンを押すと、クルマはスルスルッと動き出し、あらかじめ指定された位置へと向かい始めた。

驚いたのは、駐車枠へ入る際はステアリングの切り返しで柵があるギリギリの位置まで寄せて対応したことだ。人間の操作ではこうはいかない。アイシンが目指す自動駐車では、特に数センチ単位まで追い込む“精度”に徹底してこだわっている。まさにそうした経験が発揮されたデモだったと言えるだろう。

《会田肇》

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