バンディーニクラブの旗揚げも…快晴の中バルケッタ・ミーティング閉幕

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今回参加したバンディーニ達
今回参加したバンディーニ達 全 16 枚 拡大写真

11月25日から26日にかけて“バルケッタ・ミーティング”が、中伊豆ワイナリーシャトーT.S(静岡県伊豆市)にて開催された。主催はClub della Barchetta。

今から13年前、2004年にスタンゲリーニをはじめとしたバルケッタ(イタリア語で小舟の意。そこから小さなオープンモデルを指す)を愛好するエンスージアストが始めたバルケッタ・ミーティング。その目的は、同好の士たちとともに美しい景色の中をツーリングし、その後はおしゃれをしてゆっくりとアルコールと食事を楽しむということだった。その目的に賛同し、毎年素晴らしいバルケッタや戦前車(バルケッタを広義に解釈しその範疇に入れエントリーを受け付けた)が数多く参加。2008年まで連続で開催されたのち、いったん休眠したが、復活を望む声が非常に多かったことから、今回再び開催されるに至った。

実は中伊豆ワイナリーシャトーT.Sはアメリカのナパバレーを意識しているのだが、主催者曰く「イタリアのトスカーナ地方をイメージした」ことから、ここでバルケッタ・ミーティングを復活させたいと熱望したという。

そのコースも非常に素晴らしく、これまでは山中湖周辺から富士山を1周するように設定。巧みに渋滞を回避し、かつ、景色を楽しめるように作られていた。今回の復活でも1年以上前からコースを熟考。その結果、海や紅葉、当然富士山も堪能しながら、ワインディングロードを楽しめる約100Kmのコース設定で、エントラントから大好評であった。特に今回は絶好の秋晴れで、最近クラシックカー系のロードイベントは雨にたたられることが多かったことから、多くの参加者は存分にコースを楽しんだ。

ツーリングのゴールの後は、シャトーのエントランスに車両を展示した後、各自ホテルへ戻り、男性はブラックタイ、女性はそれに準ずる服装に着替えて再び集合。いよいよディナーパーティの始まりだ。菊池豊伊豆市市長や小野登志子伊豆の国市市長のあいさつの後、中伊豆ワイナリーシャトーT.Sを運営するシダックスグループ会長兼社長、志太勤一氏の乾杯の音頭により、伊豆という、「同じ太陽と同じ雨、同じ水、同じ大地で作られた」食材をベースとしたフルコースとワインを堪能した。

そして最後は、ミュージシャンの南佳孝氏によるライブで大盛り上がりをしてその日一日の幕を閉じた。

今回のバルケッタ・ミーティングではもうひとつ発表があった。それはバンディーニクラブジャパンの発足だ。現在日本には11台バンディーニが存在し、そのうち7台がミーティングに参加。創設者イラリオの甥、ディノ・バンディーニからオフィシャル公認を受け、今回正式に発足した。

翌26日はお昼ごろまで展示予定であったが、前日同様快晴であったため、自走の参加車両の渋滞遭遇を懸念し、早めの解散となった。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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