日産など、米国カリフォルニア州でEV利用範囲拡大に向けた実証事業を本格始動

エコカー EV
完成させた急速充電ステーション網
完成させた急速充電ステーション網 全 2 枚 拡大写真

日産自動車と兼松、NEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)は11月28日、米国カリフォルニア州で電気自動車(EV)利用範囲拡大を目指す実証事業を本格的に始動したと発表した。

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日産と兼松はNEDOプロジェクト「エネルギー消費の効率化等に資する我が国技術の国際実証事業/米国カリフォルニア州の北部都市圏におけるEVの行動範囲拡大実証事業」(2015年度~2020年度)において、急速充電網の整備とEVドライバーへのリアルタイム情報サービスの提供を通じ、EVの利用頻度拡大および行動範囲拡大を目指した実証事業を実施している。

米国は早くからEVに注目し、さまざまな取り組みを展開している。特にカリフォルニア州は、2025年までに150万台のZEV(Zero Emission Vehicle)普及を目標に掲げ、一定比率のEVやプラグインハイブリッド車などの販売をメーカーに義務付ける「ZEV規制」や、EV購入者に優先レーンの通行許可を与える優遇措置などを実施。現在米国において自家用EVの販売台数が最も多い州となっている。しかし、EVの普及が進む同州でも、EVの利用は充電インフラが比較的整備されている都市内での近距離移動など、限定的だといわれている。

日産と兼松は、海沿いのモントレーから山間部のレイクタホまでの区間に25か所・55基の急速充電ステーションの回廊(コリドー)を完成させるとともに、EVドライバー向けに提供しているリアルタイム情報スマホアプリサービス「DRIVEtheARC」をバージョンアップ。日産の自動車情報サービス「NissanConnect」とのデータ連携を開始することで、実証事業を本格的に開始した。

今後は、これから約2年間の実証期間を通じて、急速充電器の適正な設置箇所や、利用者の充電行動など、EVのさまざまな行動パターンのデータを集積、分析するとともに、EV利用距離の延伸の可能性についても評価分析。また、実証事業を通じて、日産と兼松は、EVのリアルタイムデータやビッグデータビジネスの検討も進めていく。

《纐纈敏也@DAYS》

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