デジタル地図HERE、独企業を買収…コネクトカーや自動運転車のソフト更新のセキュリティ向上へ

自動車 ビジネス 企業動向
HEREのデジタル地図のイメージ
HEREのデジタル地図のイメージ 全 1 枚 拡大写真

デジタル地図大手、ヒア(HERE)は11月28日、ドイツのソフトウェア会社、ATS社を買収すると発表した。

ヒアは、デジタルナビゲーションマップと位置情報サービスのソフトウェア企業。2015年末、アウディ、BMWグループ、ダイムラーは共同で、ノキアの子会社からヒアを買収。3社の子会社になったヒアは現在、インテルやパイオニアもパートナーに迎え、高度な自動運転の実現に欠かせないデジタル地図の開発などを進めている。

今回の買収は、コネクトカーや自動運転車の無線によるソフト更新を、安全に行うのが狙い。ATSはデータ、ソフトウェア、ファームウェアを安全でコスト効果の高い方法で多くの車両に配信するためのオープンソースおよびオープンスタンダードのOTA(オーバー・ジ・エア)技術に特化した企業。自動車メーカーなどに、その技術を提供している。

HEREは、車載製品ポートフォリオのひとつとして、ATSのOTA技術の開発と提供を継続。同社の他の事業分野にも、その技術の利点を応用する予定。また将来的には、ドローンや他のコネクテッドデバイスへの地図やソフトウェアアップデートの安全な配信にも役立てていく。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタの最高峰、新型センチュリーは2ドアに、レクサス『LS』は6輪ミニバンに大変身…ブランド新戦略発表
  2. 日産『ムラーノ』、「プロパイロット」搭載でハンズフリー運転が可能に…米2026年モデル
  3. 新型センチュリークーペ、6輪のレクサス『LS』、次期カローラにミゼットも…トヨタが「ジャパンモビリティショー2025」出展車両を公開
  4. ホンダ、新基準原付の110cc『スーパーカブ』『クロスカブ』3機種を発表…34万1000円から
  5. 日産ブースはマンガ文化に着想、主役は『エルグランド』新型…ジャパンモビリティショー2025
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る