高速道路で車外に出ていた高齢男性、トラックにはねられて死亡

自動車 社会 社会

28日午前6時10分ごろ、岐阜県多治見市内の中央自動車道下り線で、路肩に停車していた乗用車から降車していた高齢男性が、後ろから進行してきた大型トラックにはねられる事故が起きた。男性は死亡している。

岐阜県警・高速隊によると、現場は多治見市美山町付近で片側3車線の緩やかな右カーブ。乗用車は何らかの理由で道路左側の路肩へ停車。運転していた長野県飯島町内に在住する76歳の男性が車外に出ていたところ、後ろから進行してきた大型トラックにはねられた。

男性は近くの病院へ収容されたが、全身強打が原因でまもなく死亡。トラックを運転していた新潟県長岡市内に在住する39歳の男にケガはなく、警察は自動車運転死傷行為処罰法違反(過失傷害)の現行犯で逮捕。男性死亡後は容疑を同致死に切り替え、調べを続けている。

現場は見通しの良い区間。死亡した男性のクルマはハザードランプを点灯させていたという。警察は何らかのトラブルを起こして停車していたものとみて、事故発生の経緯を詳しく調べている。

☆☆☆

被害者となった男性は走行中に何らかのトラブルを起こしたクルマを路肩に停車させ、点検のために車外へ出た直後にはねられたものとみられる。

事故現場は「通常の運転をしている分には見通しが悪くはない箇所」だというが、事故が起きた時間は日の出前で薄暗く、「こんなところに人がいるわけがない」という思い込みがトラック運転者にもあったものと思われる。非常時にクルマを停車させるには適していない場所だったのかもしれない。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタとパナソニックの合弁、新型リチウムイオン電池生産開始…レクサス『RZ』やスバル『ソルテラ』に搭載
  2. 【スバル クロストレック S:HEV 新型試乗】ストロングハイブリッドになっちゃって大丈夫なの?…岩貞るみこ
  3. ヤマハ発動機が新型3輪オープンカー、「AIで成長する」2輪車を世界初公開! 大型EVバイクなど16モデルずらり…ジャパンモビリティショー2025
  4. 日産の新型SUV『テクトン』、写真公開…2026年発売へ
  5. パイオニア、『プリウス』『ジムニー』『スペーシア』専用カーオーディオ取付キット3機種を発売
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る