米国セダン市場、2030年に6割減と予測…自動運転車とモビリティサービス普及で

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大手調査会社のKPMGは11月28日、自動運転車とモビリティサービスの普及が、米国新車市場に与える影響を予測したレポートを発表した。

このレポートによると、自動運転車とライドシェアなどのモビリティサービスが普及すると、ユーザーが車を保有したいとの欲求は減少すると予測。とくに影響を受けるのが、セダンになるという。

現在、米国の新車市場では、SUVなどのライトトラックがシェアを伸ばしており、セダンなどの乗用車系モデルの市場は縮小傾向にある。これに追い打ちをかけるのが、自動運転車とモビリティサービスの普及と、KPMGは予想する。

KPMGは、米国での個人向けセダンの販売が、現在の年間540万台から2030年には210万台まで、急激に減少すると見込む。これは、6割以上の大幅な落ち込みとなる。

KPMGのインダストリアル・マニュファクチャリングの戦略リーダー、トム・メイヤー氏は、「セダン部門における個人の自動車所有欲の減少により、いくつかの自動車メーカーが工場を閉鎖し、セダンセグメントから完全に撤退する可能性が高い」と述べている。

《森脇稔》

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