グーグル(Google)の自動運転車開発部門、ウェイモは11月28日、自動運転車の公道テストの延べ走行距離が400万マイル(約645万km)に到達した、と発表した。平均的な米国人ドライバーが到達するには、およそ300年かかる距離であり、地球およそ160周に相当する。
ウェイモは2009年、自動運転車のテストを開始。それ以来、米国の23都市の公道を自動運転で走行してきた。これまでに、サンフランシスコとベイエリアのすべての橋を走行。サンタクルーズの丘陵地帯や、アリゾナの砂嵐の中も走行している。
また、自動運転車の専用テストコースでは、実際に起こり得る2万以上の状況を想定したテストを実施。このテストには、スケートボードに乗って道路に飛び出す人も想定。公道での自動運転テストを補完する役割を果たしている。
さらにウェイモは2017年11月上旬から、無人の自動運転車両による公道テストを、米国アリゾナ州フェニックス近郊で開始。ウェイモによると、無人の自動運転車両による公道テストは、これまでの400万マイルのテストのノウハウの上に成り立っているという。