11月の新車総販売は2.6%減と2か月連続マイナス---2017年は2年ぶり500万台乗せへ

自動車 ビジネス 国内マーケット
日産リーフ
日産リーフ 全 3 枚 拡大写真

日本自動車販売協会連合会と全国軽自動車協会連合会が12月1日に発表した11月の新車販売統計(速報)によると、総台数は前年同月比2.6%減の40万6860台となった。日産自動車とSUBARU(スバル)の完成検査不正の影響が出て2か月連続で減少した。

このうち登録車は5.4%減の25万8164台で、2か月連続のマイナスとなった。検査不正によって11月上旬まで国内向け車両の生産・出荷が停止していた日産の登録車は42.4%減の2万0797台と、10月の落ち込み幅(43.0%減)と同等になり、2か月連続のマイナスだった。

スバルの登録車販売も23.0%減の1万0289台と落ち込んだが、出荷停止期間が短かったこともあって、日産と比べると影響は小幅だった。

一方、検査不正の影響がない軽自動車は全体で2.9%増の14万8696台と、今年4月から8か月連続の増加となった。メーカー別では新型となった軽市場のベストセラーモデル『N-BOX』が好調なホンダが11.6%増の2万9541台と大きく伸ばした。同社の販売シェアは19.9%と、8月から3か月連続で20%前後の高水準を確保している。シェアトップは32.7%のダイハツ工業が2か月連続で維持した。

1か月を残すのみとなった今年の11月までの累計新車総販売は、前年同期比5.8%増の約483万台となっている。12月が前年並みで推移すると524万台レベルとなり、14年以来3年ぶりのプラスになる。また、500万台に乗れば15年以来2年ぶりとなる。

《池原照雄》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. レクサス『LM』対抗!これがメルセデスベンツ最高級ミニバン、『Vクラス』後継の最終デザインだ
  2. 下請法が「取適法」に…2026年1月施行の改正ポイントは?
  3. 販売わずか3年の希少車種、「角目」のいすゞ『117クーペ』【懐かしのカーカタログ】
  4. 三菱『デリカミニ』がフルモデルチェンジ!「やんちゃ坊主」感アップ、走りも三菱らしく進化
  5. ソニー・ホンダを提訴、米カリフォルニア州ディーラー団体「EV直販は違法」[新聞ウォッチ]
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る