木質由来のバイオ素材によるボディ…UPMがエコカーを エコプロ2017 に展示

自動車 ビジネス 企業動向
The Biofore Concept Carと名付けられたUPMのコンセプトカー。
The Biofore Concept Carと名付けられたUPMのコンセプトカー。 全 4 枚 拡大写真

エコプロ2017の会場内では、自動車メーカーも自社のエコカーや環境保全運動をアピールするブースを展開していた。それらを上回るインパクトで来場者に存在感をアピールしていたのがUPMのコンセプトカーだ。

【画像全4枚】

同社はバイオ産業と森林産業で成り立っている紙素材を提供するフィンランドのメーカーで、クルマの内外装を石油由来の素材から、木質由来のバイオ素材に置き換えて制作したのである。

フロントセクションの構造は鋼管を使ったフレームで作られており、フロア以降のシャーシはCFRP製だが、ボディパネルやダッシュボードはセルロースとプラスチックで構成されたUPM Formiという素材、内装には成形性の高い木材UPM Gradaが使われている。

タイヤにも同社の開発したセルロース由来のポリマー、リグニンが使われており、これはカーボンファイバーや木材の成形に使われるほか、飼料としても使われるほど安全性が高いそうだ。

パワーユニットは1.2リットルのディーゼルエンジンで、燃料もパルプ製造の残留物から精製されたBioVerno(トール油)を使用しており、化石燃料に比べCO2排出量は最大80%も削減できるそうだ。

このBioforeコンセプトカーは2年間の公道走行テストを経て、持続可能な資源により効率化できたことを証明している。同社は年間5000万本もの植林活動も行っており、森林のもつポテンシャルの高さと重要性を訴えている。

我が国も森林産業を見直し、よりモビリティ社会への応用を考えるいい刺激になりそうなコンセプトカーだ。

《高根英幸》

ピックアップ

レスポンス公式TikTok

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ダイハツ『タフト』次期型、2027年後半に登場か? 室内拡大、ハイブリッド化も視野!
  2. トヨタ『ランドクルーザーFJ』、丸目ヘッドランプとアドベンチャーバンパー新設定…2027年1月以降発売へ
  3. 「本当なら買いたい」「スゲースペックだな」トヨタ『MR2』2028年復活の情報にSNSで反響
  4. トヨタ『クラウン エステート』に「GT-Sコンセプト」、ワイドボディ+レクサスRXの大型ブレーキ…SEMA 2026 
  5. スバル『レヴォーグ』次期型は2027年登場か! 2.4Lターボが存続?
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「フィジカルAI」って何? 似ている4つの基本用語…EdgeTech+ 2026【キーワード Vol. 1】
  2. EU「欧州製EV」優遇へ、産業加速法を審議---売れるEVと売れないEV
  3. なぜ日本のモノづくりに「SDx」が必要なのか? JASA 権藤正樹氏が語る、“ソフトウェア基軸”への転換とその本質
  4. 「E2E AI」って何? 自動運転を支える技術…EdgeTech+ 2026【キーワード Vol. 4】
  5. 「Sim-to-Real」って何? AIを動かす実装技術…EdgeTech+ 2026【キーワード Vol. 3】
ランキングをもっと見る