神戸製鋼グループ、カナダ自動車ユーザーに訴えられる

自動車 ビジネス 企業動向

神戸製鋼所は8日、同社とグループ会社がカナダにおいて訴訟提起されたことを明らかにした。原告はいずれもカナダ在住の4人の個人で、同社グループの製造した自動車向け金属製品を使用した自動車を所有している。

訴えられたのは、神戸製鋼所とその関連会社4社、さらに神鋼鋼線工業の子会社1社の計6法人。カナダ・ブリティッシュコロンビア州及びオンタリオ州の各上位裁判所で争われる。

神戸製鋼所によると、原告は「対象製品が顧客製品仕様に適合していなかったために、適合製品に比して、不当に高い対価を支払わされたことに損失を被ったなどとしている」という。

原告は損害賠償請求を行うと共に、訴訟を集団訴訟とすることを求めているため、今後の行方によっては、カナダ国内での訴訟が広がっていく可能性がある。賠償額は明らかにされていない。

この事件は裁判所が運営するウェブサイトでカナダの制度に基づいて公開された事実で、被告となる神戸製鋼グループ各社にはいずれの訴訟についても、「訴状の送達を受けておらず、神戸製鋼グループに効力を及ぼす訴訟手続は開始していないと認識している」と、神戸製鋼所は語る。

被告は以下の通り
神戸製鋼所、
神鋼メタルプロダクツ(神戸製鋼の出資比率90.0%)、
神鋼アルミ線材(神戸製鋼の出資比率98.8%)、
コベルコマテリアル銅管(神戸製鋼の出資比率55.0%)、
日本高周波鋼業(神戸製鋼の出資比率51.6%)。
神鋼鋼線ステンレス(神鋼鋼線工業の100%出資子会社、神鋼鋼線工業は神戸製鋼の出資比率30.7%)

《中島みなみ》

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