トヨタ社長「電動化シナリオが可能に」…パナソニックとの車載用角形電池協業で

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トヨタ自動車 パナソニック 共同会見
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トヨタ自動車とパナソニックは、ハイブリッド車を始めとする電動車両に搭載する角形電池で協業の可能性を検討することで合意したと発表した。

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トヨタの豊田章男社長は同日都内で会見し「自動車業界が今直面している電動化で、やはり鍵を握ってくるのは電池と思っている。資源のない日本が大変革の時代を生き抜いていくためには日本において競争力のある電池を開発し、安定供給できる体制を確立することが必要」と指摘。

その上で「電池の開発、供給に関しては数多くの課題があり、既存の電池会社、自動車会社の単独の努力では解決できない課題を一緒に取り組むことにした」と、パナソニックと合意に至った経緯を語った。

また豊田社長は2030年までに販売台数の半数を電動車両にするという目標を改めて示し、「トヨタは電動車のフルラインメーカーで、これだけの台数を支えていくためにも車載用電池の性能アップと安定供給が必要不可欠になる。今回の提携により電動化実現のシナリオが可能になると思っている」とも述べた。

パナソニックの津賀一宏社長は「ナンバーワンの電池を造らなければ生き残っていけない。電気自動車(EV)に絞って今ナンバーワンの電池といえば我々の円筒形のもの。しかし将来を見た時にどこに伸びしろがあるのか、また既存のカーメーカーが電動化を進める上で欲しい電池は何かというと、それが角形」と解説。

その一方で「角形の中に高容量のものを安全に入れていく、そしてクルマの設計が非常にしやすい形にするというのは、まさにチャレンジだと思っている。これを単独でやることはできない」とも明かし、「トヨタと一緒にチャレンジしたいという思いで今回の決断に至った」と話した。

車載用電池を巡りトヨタはEVの航続距離を大幅に伸ばせる全個体電池を2020年代前半に実用化することを表明しているが、会見で豊田社長は「両社が車載用角形リチウム、全固体など次世代電池の取り組みに加え、その電池の資源調達やリユース、リサイクルなども含めて幅広く具体的な協業の内容を検討していく」と、全固体電池でも協業の可能性を探る考えを示した。

さらに豊田社長は「両社でクローズすることなく幅広く、自動車メーカーの電動車普及に貢献をしたいと思っている。両社の協業によりナンバーワンの車載用角形電池実現に向けチャレンジしたい」とも述べていた。

《小松哲也》

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