ルネサスとDibotics、車載向けリアルタイムLiDARソリューションで協業

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ルネサスとDiboticsのリアルタイムLiDARソリューション
ルネサスとDiboticsのリアルタイムLiDARソリューション 全 1 枚 拡大写真

ルネサス エレクトロニクスと仏Dibotics社は12月15日、先進運転支援システム(ADAS)向けリアルタイムLiDARソリューションで協業したことを発表した。

LiDARは、レーザー光によって遠距離にある対象までの距離やその対象の性質を分析するリモートセンシング技術。車両周辺の障害物をリアルタイムに検出できるLiDARは、自動運転実現のキーデバイスとして期待されている。しかし、データ処理量が膨大のため、最適なソフトウェアとそれを実現する高性能なSoCの組み合わせが求められていた。

今回、両社が開発するLiDARソリューションは、高度な画像処理を低消費電力で実現するルネサスの車載用SoC「R-Car」と、Dibotics社の各種LiDARセンサーに対応するSoC向けソフトウェア「SLAM on Chip」テクノロジの組み合わせたもの。SLAM on Chipは3次元のSLAM処理をSoC上で実現し、さらにIMU(慣性計測ユニット)とGPS(全地球測位システム)データを使用せず、LiDARのデータだけで、3次元マッピングシステムを実現。SoCとしてルネサスのR-Carと組み合わせることで、低消費電力かつ機能安全にも対応した車載リアルタイム3次元マッピングシステムを実現する。

《纐纈敏也@DAYS》

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