小田急 複々線化は2018年3月3日…3月17日ダイヤ改正に先行

鉄道 企業動向
複々線化に伴い下北沢駅に新設される地下1階ホーム(2016年6月撮影)。ダイヤ改正に先立ち2018年3月3日から使用を開始する。
複々線化に伴い下北沢駅に新設される地下1階ホーム(2016年6月撮影)。ダイヤ改正に先立ち2018年3月3日から使用を開始する。 全 3 枚 拡大写真

小田急電鉄は12月15日、小田原線の複々線化工事完成に伴うダイヤ改正の実施日を2018年3月17日に決めたと発表した。改正内容は11月の発表時とほぼ同じだが、複々線化はダイヤ改正に先立ち3月3日に実施する。

【画像全3枚】

小田原線は代々木上原~登戸間で複々線化が計画され、2004年までに梅ヶ丘~和泉多摩川間の複々線化が高架方式で完了した。地下方式による代々木上原~梅ヶ丘間の複々線化も工事が最終盤を迎えており、まもなく完成する予定だ。

線路の切替工事は3月2日の終列車後に実施される予定。3月3日の初列車から複々線の使用を開始する。切替工事に伴う運転時刻の変更などは行わない。ただし「やむをえない事情」で切替工事ができなかった場合は、3月3日の終列車後に切替工事を行う。複々線化後も3月16日までは現在と同じダイヤで運転される。

東北沢・下北沢・世田谷代田3駅のホームも変更される。東北沢駅は本設ホームを拡大する形で設けられている仮設ホームを撤去。下北沢駅は現在使用している地下2階ホームに加え、地下1階ホームが設置される。世田谷代田駅は現在の仮設ホームの使用を中止。地下1階の仮設コンコースに新しいホームを設ける。3駅とも新ホームは10両編成に対応。ホーム上には固定柵を設置する。

地下2層式になる下北沢駅のホームは、3月3日から16日までは地下1階ホームが各駅停車用ホーム、地下2階ホームが急行などの優等列車用ホームとして使われる。一方、ダイヤ改正が実施される3月17日以降は、地下1階ホームの上りが千代田線直通の急行・準急・各駅停車(平日朝方は千代田線直通の通勤準急)と新宿行き各駅停車、下りが準急・各駅停車になる。地下2階ホームは上りが新宿行きの快速急行・急行(平日朝方は通勤急行)、下りが快速急行・急行になる。

■JR直通特急『あさぎり』は『ふじさん』に改称

ダイヤ改正は複々線化から2週間後の3月17日に実施される。改正内容は11月に発表されたが、今回、JR御殿場線に直通する新宿~御殿場間の特急ロマンスカー『あさぎり』の列車名が『ふじさん』(英語名『Mt.Fuji』)に変わることが発表された。

小田急線と御殿場線の直通列車は1955年に運転を開始した。当時の列車名は『銀嶺』『芙蓉』だったが、1959年には直通列車の増発に伴い『朝霧』『長尾』も運転を開始。このうち『朝霧』は富士山西麓の朝霧高原にちなんで名付けられた。1968年には御殿場線の電化で直通列車が気動車から電車に置き換えられ、列車名も『あさぎり』に統一された。

小田急は「富士山方面へダイレクトな運行をわかりやすく、また、増加する訪日外国人旅行者にも移動手段として選択いただけるよう」、列車名を『あさぎり』から『ふじさん』に変更するとしている。

運行時刻も変更される。土曜・休日のみ運行されている新宿12時50分発の御殿場行き『あさぎり11号』(改正後は『ふじさん11号』)は、新宿8時40分発に変更。小田急は「御殿場エリアでのショッピングや観光にご利用いただけるよう、新宿の発車時刻を見直しました」としている。御殿場17時56分発の新宿行き『あさぎり6号』(改正後は『ふじさん6号』)は発車時刻を繰り下げて18時47分発とし、御殿場エリアでの滞在時間を拡大する。

このほか、特急料金をダイヤ改正にあわせて見直す。箱根登山鉄道の箱根湯本駅まで乗り入れている特急ロマンスカーの特急料金は大人200円・子供100円の割引を終了。これにより特急料金は新宿~箱根湯本間が200円値上げの1090円になる。50000形「VSE」に設置されているサルーン席の料金も箱根湯本発着分は値上げされ、新宿~箱根湯本間は800円値上げの4360円になる。

《草町義和》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

レスポンス公式TikTok

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. スズキ、『ジムニー シエラ GOZEL』初公開へ…6月14日「ジムニーサンライト2026」
  2. ピックアップトラックの荷台に、積載型キャンピングキャビン「INFINITY 01」発表…Moon Star Export
  3. 日産『プリメーラ』、EVで約20年ぶりに復活…フィリピンモーターショー2026
  4. 8月から車検が変わる…ヘッドライトの「黄ばみ」に注意! DIYよりプロに相談
  5. ホンダ『シビック』など3万6000台以上をリコール…走行中にエンジン停止のおそれ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. ホンダ「2026ビジネスアップデート」…次世代HV15車種投入、2029年度営業利益1兆4000億円
  2. インモールドコーティングコンソーシアム設立、型内塗装の国内普及めざす…武蔵塗料と岐阜多田精機
  3. メンテナンスパック「SUBARU Care Passport」、13項目選べる付帯サービス…7万8144円から
  4. NISMO、豪州に初の海外パフォーマンスセンター設立へ…『スカイラインGT-R』のレストア事業も強化
  5. ボルボカーズ、2028年以降の車両にアプティブのGen 8レーダー採用へ…悪天候や複雑な市街地でも高精度センシング
ランキングをもっと見る