三菱マテリアルの不正が拡大、平角マグネットワイヤーでもデータ改ざん

自動車 ビジネス 企業動向
三菱電線工業(ホームページ)
三菱電線工業(ホームページ) 全 1 枚 拡大写真

三菱マテリアルは19日、子会社で新たに品質データの改ざんが発覚したと発表した。

12月12日に、連結子会社の三菱電線工業が製造する平角マグネットワイヤの品質データ書き換えの疑いがあるとの報告を受け、2016年12月1日から2017年11月30日まで出荷した製品の実態調査を実施した。この結果、被膜の厚さの寸法データを書き換えていた可能性のある製品43ロットと、その出荷先5社を特定したとしている。すでに出荷先には報告して安全性の確認を進めているとしている。

また、シール材の不適合品を出荷した可能性のある顧客として229社としていたが、検査の一部を実施していない行為による不適合品を出荷した顧客の範囲が広がる可能性があるとしている。このため、確認対象期間に出荷した全シール材約2万1400アイテムとその出荷先462社に検査不実施の内容を確認し、不適合品とその出荷先の特定を進めている。

12月18日時点での特定作業の進捗率は全アイテムの約90%で、検査不実施による不適合品を出荷した可能性のある出荷先は約230社としている。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. インフィニティは最上位SUV『QX80』にGT-Rエンジン移植、1000馬力超「R-Spec」発表へ…SEMA 2025
  2. 日産 フェアレディZ をレーシングカーにカスタム、「NISMO GT-Z」発表へ…SEMA 2025
  3. ライバルはアルファード? メルセデスベンツの最高級ミニバンが日本初公開!…ジャパンモビリティショー2025
  4. レクサスの新型「6輪ミニバン」の全貌が明らかに!「LS」はラグジュアリーセダンから「ラグジュアリースペース」へ…ジャパンモビリティショー2025
  5. 【スズキ ソリオバンディット 新型試乗】ソリオの魅力は“実用前提のちょうどよさ”にある…島崎七生人
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る