【カーオーディオ 次の一手】エンタメの追加、つまり…

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カロッツェリアのプライベートモニター『TVM-PW1000T』。
カロッツェリアのプライベートモニター『TVM-PW1000T』。 全 1 枚 拡大写真

好きな音楽を良い音で聴くことができれば、ドライブはもっと楽しくなる。そのためのもっともスタンダードな方法と言えば、ズバリ、「スピーカー交換」だ。音の出口のクオリティを上げることで、聴こえてくる音の“質”がガラリと変わる。そして…。

その後に“次の一手”にも挑戦すると、「スピーカー交換」のメリットを、さらに伸長させることが可能となる。当特集では、それらを1つ1つ解説してきた。今回はその最終回をお届けする。テーマは「エンタメの追加」。さて、これは何を目指すものなのか…。

■ソースユニットを追加して、音が良いことの利点を楽しみ尽くす。

「エンタメの追加」とは、つまりは“楽しさの追加”である。方法はいくつかあるので、それらを1つ1つ紹介していこう。

1つ目は、「新たなソースユニットの追加」について考えていく。せっかく「スピーカー交換」によって音が良くなったのだから、 ソースが充実すれば、その良さがさらに活きてくる。さて、何が追加できるのかと言うと…。代表格は以下の2つだ。「スマホ」と「DAP(デジタルオーディオプレーヤー)」、である。

なおスマホについては、多くの方がすでに車内に取り入れ済みだろう。最近は、純正オーディオ、市販オーディオにかかわらず、“AUX”と“USB”の装備率はかなり高くなっている。さらには“Bluetooth”が備えられている機器も多い。

しかしながら、もしも上記のいずれも備わっていなかったら…。その場合には「FMトランスミッター」を使うしかないのだが、その際、もしも「スマホ」が“Bluetooth”に対応していたら、「FMトランスミッター」も“Bluetooth”に対応したタイプをチョイスしよう。そうすることで、「スマホ」の音楽をワイヤレスでカーオーディオに取り込めるようになる。どうにも手出しができない状況から、一気に先進的な状況に、カーオーディオ環境を変えることできるのだ。

そしてもう1つの「DAP」について。「DAP」は今や、“ハイレゾ音源”を楽しむための機器として、急速に普及が進んでいる。もしも「DAP」をお持ちならば、これをクルマの中でも楽しまない手はない。

なお「DAP」の場合は、特に高級機になればなるほど、ヘッドフォン端子から出力される音楽信号が高音質だ。であるので、「DAP」のヘッドフォン端子と、カーオーディオのメインユニットの“AUX”端子とをピンケーブルで接続するのが、もっともシンプルで、かつ、音的にも有利な接続方法ともなり得るのだが…。

ただし、車内で「DAP」を聴きながら充電したい、とか、“ハイレゾ音源”をデジタル信号のままシステムに取り入れたい、となると、いろいろと工夫が必要となる。これについては車載機側の状況と、「DAP」側の状況によりやり方がいろいろと変わってくる。もしも「DAP」をより便利に活用したいと思ったら、お近くのカーオーディオプロショップに問い合わせてみよう。ご自分の状況にそぐう、便利な方法を提案してもらえるはずだ。

■「スマホ」を“ミラーリング”できるようになると、楽しさはさらにパワーアップ。

「スマホ」をカーオーディオに接続しようとするときのおすすめな方法が、もう1つある。それは、“HDMI”端子を活用する方法だ。もしも愛車のAV一体型ナビ等に“HDMI”端子が備わっていたら、ぜひともこれを活用したい。

これがおすすめな理由は、「スマホを“ミラーリング”できるから」だ。スマホの画面を、そのままAV一体型ナビの画面に映せるようになるのだ。

特に楽しいのは、ネット動画アプリをカーオーディオで楽しめるようになることだろう。車載機側で操作はできないものの、ネット動画を車載機に映せて、音声がカースピーカーから聴こえるようになるだけで、車内のエンタメ環境は、確実に1ランクパワーアップする。

なお、もしも愛車のAV一体型ナビに“HDMI”端子が備わっていない場合にも、“ミラーリング”を可能とする方法があるので紹介しておこう。それは、「HDMI変換キットを活用する」という作戦だ。

なお、これを使うためには1つ、条件がある。それは「AV一体型ナビ側に“映像入力端子”が備わっていること」。それがあれば、ほとんどのケースでキットが使用できるはずだ。これについても、カーオーディオプロショップに行けば、どのようなタイプのキットが必要か分かる。もしも車内のAVソースの選択肢を増やしたいと思うなら、「スマホのミラーリング」は検討する価値は高い。

■「リアモニター」を追加して、リアエンターテインメントも充実させるべし。

車内のエンタメと言えば、もう1つ、紹介したい項目がある。それは「リアモニター」だ。これについては、フロントスピーカーを交換したことと直接リンクはしないのだが、この機会に「リアモニター」の最新事情も解説しておきたい。

特にファミリーカーにおいては「リアモニター」の必要性が高い。さて、後席に映像環境を構築しようとしたとき、どのようなモニターを選ぶと良いのだろうか。

まず、愛車がミニバンのように天井が高いタイプであれば、「天井吊り下げ型」が有力な選択肢となる。「天井吊り下げ型」は、大画面タイプが多いこと、そして、使用しないときにすっきりと格納できること、以上の2点がメリットだ。映像の視認性が高く、インテリアとも協調しやすい。

ただし、取り付け作業が簡単でないことがデメリット。さらには、「ヘッドレスト取り付け型」と比べると、価格も高めだ。本体部分や、取り付けキットにコストが掛かってくるからだ。

それに対して、ここに来て人気を伸長させているのが、「プライベートタイプ」。これまで「ヘッドレスト取り付け型」と言えば、モニターをフロントシートの中央部分にポジションさせようとするものが多かったのだが、今は、各シートの後ろ側に固定するタイプが増えてきた。後席のどこからでも見やすいように、ということよりも、1人に1台というアプローチでモニターを設置しようとするのである。

「ヘッドレスト取り付け型」は「天井吊り下げ型」と比べてリーズナブルなので、2台用意しても案外コストがかからない。

そして、個人用にモニターが用意できると、それぞれで好きなソースが楽しめるようになる。その利点を活かすべく、「プライベートタイプ」では、入力系統が充実されていることが多い。それぞれで個別のソースを映し出せ、音声はヘッドフォンで楽しめる。

「プライベートタイプ」は、取り付けたときの見た目をすっきりできることも利点だ。「リアモニター」の導入を考えている方は、「プライベートタイプ」にもご注目を。

当特集は今回を持って終了だ。「スピーカー交換」をすると、音楽を聴く楽しさがアップする。そして、そこにもうひと手間加えると、その楽しさがさらに伸長する。貴方もぜひ、ご体験を♪

カーオーディオ、“次の一手”。貴方ならどうする? 第9回「エンタメの追加」を実行!

《太田祥三》

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