米国新車販売が8年ぶり減少…ホンダと日産は増加 2017年

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ホンダCR-V
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民間調査会社のオートデータ社は1月3日、2017年の米国新車販売の結果を公表した。総販売台数は1723万0436台。前年比は1.8%減と、8年ぶりに前年実績を下回った。

米国ビッグ3では、首位のGMが300万2241台を販売。前年比は1.3%減と2年連続のマイナス。シボレーブランドの主力中型セダン、『マリブ』が18.4%減の18万5857台と、3年ぶりに減少。主力大型ピックアップトラックの『シルバラード』は、1.9%増の58万5864台と、2年ぶりに前年実績を上回る。

2位のフォードモーターは、258万6715台を販売。前年比は1.1%減と、2年連続のマイナス。主力中型セダンの『フュージョン』が、21.1%減の20万9623台と減少傾向。主力SUVの『エスケープ』は、0.4%増の30万8296台を売り上げた。ベストセラー大型ピックアップトラックの『Fシリーズ』は、9.3%増の89万6764台と、3年連続で増加した。

FCA USは、4位。その販売台数は205万9376台で、前年比は8%減と2年連続のマイナス。大型ピックアップトラックの『ラム』が、2%増の50万0723台と、引き続き牽引。クライスラーブランドでは、新型ミニバンの『パシフィカ』が、90%増の11万8274台を売り上げた。

日本メーカーのビッグ3では、3位のトヨタが、243万4515台を販売。前年比は0.6%減と、2年連続のマイナス。ベストセラー乗用車の『カムリ』は、0.4%減の38万7081台と2年連続で減少。『カローラ』は、13%減の32万9196台と、マイナスに転じた。『RAV4』は40万7594台を販売し、前年比は15.7%増と2桁増を保つ。

ホンダは5位。2017年は164万1429台を売り上げ、前年比は0.2%増とプラスを維持。主力車の中では、『アコード』が32万2655台で、前年比は6.5%減と減少傾向。『CR‐V』は37万7895台を売り上げ、前年比は5.8%増と前年超えを維持。『シビック』は37万7286台で、前年比は2.8%増と、3年連続で前年実績を上回った。

6位の日産は、159万3464台を販売。前年比は1.9%増と、プラスを保った。主力の『アルティマ』(日本名:『ティアナ』)が、25万4996台を販売。前年比は17%減と3年連続のマイナス。『セントラ』は、1.7%増の21万8451台と、引き続き前年超え。『エクストレイル』の兄弟車の主力SUV、『ローグ』は40万3465台を売り上げ、前年比は22.3%増と2桁増を維持している。

《森脇稔》

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