HUDが付いたバイク用ヘルメット、CES 2018に続々登場

モーターサイクル テクノロジー
SKULLY FENIX AR
SKULLY FENIX AR 全 4 枚 拡大写真

1月7日(太平洋時間)、米国ラスベガスでは世界最大の家庭用電化製品の展示会「CES 2018」の前々夜祭とも言えるイベント「CESアンヴェールド・ラスベガス」が開催された。前回から規模も会場も大きくなった本イベントだが、その中でも2社が別々のアプローチで高性能バイク用ヘルメットを発表していた。

一社目は、米国アトランタに拠点を持つSKULLY Technologies。発表したのはインテリジェントヘルメット「SKULLY FENIX AR」だ。フルフェイスのヘルメット内、右目側にヘッドアップディスプレイ(HUD)が付いており、様々な情報が表示される。ヘルメットの後方部に付いたカメラからの映像を映せば前を向いたまま後方を確認することができ、内蔵されたGPSを使用したナビゲーションはもちろん、スマートフォン連携をすれば音楽の再生や電話の受信も可能となる。ヘルメット内にはマイクとスピーカーが付いているので、各機能の操作は声で行い、バイクを運転したまま通話することも可能だ。担当者によれば、今年の夏に米国で発売を開始し値段は1890ドル。年内に1万個生産する予定とのこと。

もう一社は、米国サンディエゴに拠点を持つNUVIZ。製品は市販のフルフェイスヘルメットの外側に後付けで装着することができるHUD、その名も「NUVIZ」だ。こちらは後方カメラや音声による操作に対応していないものの、前方にカメラがついており、走行中の写真や動画を容易に撮影できるほか、ハンドル部分に取り付けるコントローラーが付属し、こちらを操作することでナビゲーション、スマートフォン連携による音楽の再生、電話に出ることなども可能となる。パッケージにはHUD、コントローラーだけでなく、ヘルメット内につけるヘッドフォンも付属する。市販の様々なヘルメットに簡単に装着することができるのが特徴ということだ。こちらはすでに発売中で、公式サイトから699ドルで購入することができる。

バイクはどうしてもその仕様上、装着したナビゲーションやスマートフォンの確認の際、クルマ以上に大きく視界を動かす必要がある。安全性を向上させるためにも、こういったHUD付きのヘルメットが今後ライダー達に普及していくのかもしれない。

《関 航介》

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