凍結路面でスリップした乗用車に対向のトラック突っ込む

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前日に行われた成人式へ出席した新成人の女性2人が乗った乗用車はカーブ進行中にスリップし、横向きで対向車線側へ逸脱した。対向車線側には大型トラックが接近しており、避けきれずに乗用車の側面部を直撃することになった。

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8日午前9時30分ごろ、北海道佐呂間町内の道道を走行していた乗用車が対向車線側へ逸脱。対向してきた大型トラックと衝突する事故が起きた。この事故で乗用車側の2人が死傷している。

北海道警・遠軽署によると、現場は佐呂間町武士付近で片側1車線の緩やかなカーブ。乗用車はカーブを進行中に凍結路面でスリップしたことで対向車線側へ逸脱。直後に対向車線を順走してきた大型トラックが乗用車の左側面に衝突した。

乗用車は中破した状態で路外に逸脱。助手席に同乗していた北見市内に在住する20歳の女性が頭部強打などが原因でまもなく死亡した。乗用車を運転していた同町内に在住する19歳の女性が胸部打撲、トラックを運転していた28歳の男性が頚部打撲などの軽傷を負い、近くの病院へ収容されている。

事故当時、現場の路面は圧雪アイスバーン状態で非常に滑りやすくなっていた。警察では乗用車側がハンドル操作を誤ったものとみて、事故発生の経緯を詳しく調べている。

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佐呂間付近のアメダスによると、事故当時の気温はマイナス9度。風はほとんどない状態だった。道路は圧雪アイスバーン状態となっており、スリップしたことで制御困難になったものとみられる。その土地に住んでいて凍結路を日常的に運転していたとしても、一度滑り出したクルマを完全にコントロールするのは難しい。

《石田真一》

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