フランスに本拠を置く自動車部品大手、ヴァレオは1月9日、米国ラスベガスで開幕したCES 2018において、EV向けの48Vの低電圧モーター制御システムを発表した。
この48Vの低電圧モーター制御システムは、既存の高電圧ソリューションよりも20%以上経済的。シティコミューターEVに適しており、小型の2名乗りEVに搭載した場合、最高速100km/h、1回の充電で100kmの航続性能を発揮するという。
またヴァレオはCES2018に、世界初のロボットタクシー『Autonom Cab』を出展。この自動運転のEVには、7台の「SCALA」レーザースキャナーを装備。SCALAは、自動車用に設計された最初の量産LiDARスキャナー。
さらにヴァレオは、車両の内部の空調を乗客の体調などに応じて調整できる新システムを発表。このシステムはドライバーの状態を検知し、疲労やストレスの場合に、刺激や香り、イオンを放出することができる、としている。