朝風呂も楽しめる銭湯、山口市内唯一の自家源泉を持つ「清水湯」 国道9号

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山口市の「清水湯」
山口市の「清水湯」 全 8 枚 拡大写真

山口市内の清水湯は、クルマでの旅行で近くを通ることがあればぜひ立ち寄ってみたい、温泉の楽しめる銭湯だ。

先日、国道9号を利用し山陰方面に出かける機会があった。国道9号は京都市から中国地方の日本海側を回って下関へ至る国道だ。下関から東に向かう際、日本海に出る前に通過するのが山口市。山口県の県庁所在地であることに加え、大内氏が治めていた当時からの歴史的・文化的スポットが数多くあり、周囲の萩・津和野や秋芳洞なども比較的近いため、旅行好きの間ではファンも多い地域である。

そんな山口市内にある、温泉を楽しめる銭湯が「清水湯」である。市内の温泉では湯田温泉が有名だが、湯田温泉からもほど近い場所に位置し、駐車場も完備されていることから、地元の人はもとより、私が訪れた際も、県外ナンバーのクルマで訪れていた人の姿が見受けられた。

市内で唯一、自家源泉をもつというのも人気の秘密かもしれない。65度を超す温度で湧出する源泉は、pH9.1のアルカリ性単純泉。強烈な個性のあるお湯というものでもないが、しっかりと温泉らしい香りも楽しめ、とてもよく温まるお湯だった。

入浴料も番台で払い、せっけんやシャンプーなども自分で持参する必要がある、いわゆる銭湯のスタイルの清水湯。朝は8時30分から空いており、私が訪れたのも昼前だったが、すでに早くから地元の人たちを中心ににぎわっていた。

こうした銭湯に行くとよくわかるのだが、昔からコミュニケーションの場であるということを強く感じるものである。地元の言葉で交わされる常連さん同士のあいさつ。そんなBGMで、その街のお湯を楽しむ。クルマ旅の醍醐味だとつくづく感じさせられるものだ。山口市の清水湯もそのお湯の良さにもまして、観光客向けという風ではなく、地元の人たちの日常にお邪魔できる感じは、とても魅力的だと思った。

そして泉質だけでなく、豊富な湯量も魅力の山口市の清水湯。クルマ旅の道中や、車中泊をしながらの旅で、朝風呂の入れる温泉を、という人にぜひおすすめしたい温泉である。

《中込健太郎》

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