西谷-二俣川間は地下化…横浜市、相鉄の連続立体化事業で構造決定

鉄道 行政
鶴ヶ峰駅付近の平面図。約2.7kmの区間で地下方式による連立事業が行われる。
鶴ヶ峰駅付近の平面図。約2.7kmの区間で地下方式による連立事業が行われる。 全 2 枚 拡大写真

横浜市道路局は1月9日、相模鉄道(相鉄)本線の鶴ヶ峰駅(旭区)付近で実施する連続立体交差事業(連立事業)を「地下方式」で進めると発表した。道路渋滞の緩和などを目指す。

事業概要によると、事業区間は相鉄本線の西谷~鶴ヶ峰~二俣川間のうち、鶴ヶ峰駅とその前後の約2.7km。線路の地下化により踏切10カ所を解消する。このうち5カ所はピーク時1時間あたり40分以上遮断している「開かずの踏切」で、踏切渋滞の解消や災害時の緊急活動の迅速化、まちづくりの進展などを目指す。

横浜市は2016年度から連立事業の実現に向け、測量や地質調査などを実施。高架方式と地下方式の比較検討を行っていた。同市は「踏切除却数や周辺まちづくりへの寄与、経済性などを総合的に評価した結果、地下方式を選定することにしました」としている。

横浜市は今後、事業化に向けた都市計画決定や環境影響評価などの手続きを進めていく方針だ。着工準備期間は「5年を目途」としており、早ければ2023年度にも着工するとみられる。

相鉄本線ではこのほか、天王町・星川両駅とその前後の線路を含む約1.9kmで高架方式による連立事業が実施されている。2017年3月に下り線が高架化され、上り線も今秋には高架化される予定だ。

《草町義和》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 真夏のダッシュボードが20度以上低下!? 驚きの遮熱サンシェード新時代[特選カーアクセサリー名鑑]
  2. いつでもビーチ気分! 夏仕様のSUV『ハバナ』が30台限定で登場、499万円から
  3. スズキ『エブリイ』が災害時は「シェルター」に、軽キャンピングカーの新たな可能性
  4. メルセデスベンツ『CLA』新型、第4世代「MBUX」にセレンスの会話型AI技術搭載
  5. 世界最強の2.0ターボ搭載車に幕、メルセデスAMG『CLA 45 S』最終モデルが登場
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  3. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  4. トヨタや京大、全固体フッ化物イオン電池開発…従来比2倍超の容量達成
  5. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
ランキングをもっと見る