歩道で転倒した女児、近くの駐車場から発進したクルマにはねられ死亡

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歯科医院を出て、目の前の歩道を歩いていた際に単独転倒した3歳の女児。そこに隣接する駐車場から発進した直後のクルマが突っ込んだ。

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9日午後4時25分ごろ、京都府福知山市内の市道で、歩道部分で単独転倒した女児に対し、隣接する駐車場から発進してきた乗用車が衝突する事故が起きた。女児は死亡。警察はクルマの運転者を逮捕している。

京都府警・福知山署によると、現場は福知山市和久市町付近で片側1車線の直線区間。3歳の女児は母親らと歩道を歩いていたところ、単独で転倒。この直後に隣接する歯科医院の駐車場から発進してきた乗用車にはねられた。

女児は近くの病院へ収容されたが、頭部強打などが原因でまもなく死亡した。クルマを運転していた同市内に在住する29歳の女にケガはなく、警察は自動車運転死傷行為処罰法違反(過失傷害)の現行犯で逮捕。女児死亡後は容疑を同致死に切り替え、調べを続けている。

死亡した女児も歯科医院を訪れていた。警察の聴取に対して女は「女児の存在には気がつかなかった」などと供述しており、警察では女児が運転席からの死角にいた可能性を含め、事故発生の経緯を詳しく調べている。

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女児は歩道を歩いていた際に単独転倒していたとみられており、このことによって運転席からの死角に入り込んでしまった可能性が考えられるという。クルマを発進させる際には周囲の状況を注視することが必要だが、人間の感覚だけでは死角を打ち消すのも困難で、こうしたケースを完全に避けるのが難しいのもまた事実といえる。

《石田真一》

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