圧雪アイスバーンのカーブで逸脱のトラックと衝突、乗用車の運転者が死亡

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圧雪アイスバーン状態となった路面に新雪が積もると「さらに滑りやすくなる」のだが、そうした場所でトラックと乗用車の正面衝突事故が発生した。対向車線側へ逸脱したのはトラック側だった。

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9日午後10時ごろ、岩手県八幡平市内の国道282号を走行していた中型トラックが対向車線側へ逸脱。対向してきた乗用車と正面衝突する事故が起きた。乗用車の運転者が死亡。警察はトラック運転者を逮捕している。

岩手県警・岩手署によると、現場は八幡平市松尾付近で片側1車線の緩やかなカーブ。中型トラックはカーブを進行中に対向車線側へ逸脱。直後に対向車線を順走してきた乗用車と正面衝突した。

衝突によって乗用車は中破。運転していた秋田県由利本荘市内に在住する41歳の男性が頭部などを強打。近くの病院へ収容されたが、まもなく死亡した。トラックを運転していた北海道札幌市内に在住する61歳の男にケガはなく、警察は自動車運転死傷行為処罰法違反(過失傷害)の現行犯で逮捕。男性死亡後は容疑を同致死に切り替え、調べを続けている。

事故当時、現場の路面は圧雪アイスバーン状態となっており、その上に雪が積もっていて非常に滑りやすくなっていた。警察ではハンドル操作を誤ったものとみて、事故発生の経緯を詳しく調べている。

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トラックを運転していたのは北海道に在住する男で、雪道の運転には慣れていたものと思われる。凍結路や積雪路の走行に慣れていたとしてもこういう事故を起こしてしまうことはあるわけで、油断は禁物だ。

《石田真一》

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