個室感覚の東京~大阪間『ドリームルリエ号』に増備車を投入…今春2往復に

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現在、西日本ジェイアールバスとジェイアールバス関東が1両ずつ保有する『ドリームルリエ号』の専用車両。今春から各社1両ずつ増備される。
現在、西日本ジェイアールバスとジェイアールバス関東が1両ずつ保有する『ドリームルリエ号』の専用車両。今春から各社1両ずつ増備される。 全 3 枚 拡大写真

西日本ジェイアールバスとジェイアールバス関東は1月10日、東京~大阪間の夜行高速バス『ドリームルリエ号』に、各社1両ずつ増備車を投入すると発表した。

『ドリームルリエ号』は、個室感覚で利用できる『ドリーム号』として、昨年3月から運行を開始。これまで7000人以上の利用者を記録した。

愛称名にある「ルリエ」は、フランス語で「結ぶ、縁をつなぐ」という意味で、「都市と都市、人と人の縁を結び、そして快適な空間でお客様に夢を結んでいただくという想い」を込めて付けられたという。

座席は「プレシャスクラス」と「アドバンスクラス」の2クラスがあり、すべてパーテーションで仕切られている。2列シートの前者は、足を伸ばせるのはもちろん、寝返りもうてるという上級シート。3列シートの後者は、「クレイドルシート」と呼ばれる“ゆりかご”のようなシートを採用し、シートピッチは1m以上を確保。リクライニング機構も向上させた。

車内には充電用コンセントやフリーWiFi、トイレ、空気清浄機付きエアコン、スリッパ、毛布を備え、全席に設置されたタブレット端末(iPad mini 4)では、雑誌や動画のコンテンツを無料で楽しむことができる。衝突被害軽減ブレーキシステムや衝突防止補助システム、映像記録型ドライブレコーダーなどにより安全性も確保されている。

今春、投入される増備車は、初号車に比べて「プレシャスクラス」が4席から6席に、「アドバンスクラス」が14席から10席となる。「アドバンスクラス」は座席数が減少するが、初号車よりはゆったりとした空間を確保しているという。

運行開始後に、座席のタブレット端末によりアンケートを行なったところ、総合評価で「とても満足」「満足」という回答が85%を占めたということで、快適性が一定の評価を得たようだ。

『ドリームルリエ号』は現在、東京駅八重洲南口・東京駅日本橋口(東京都千代田区)、バスタ新宿(東京都渋谷区)、大阪駅JR高速バスターミナル(大阪市北区)を1往復が発着しているが、増備車の投入を機に1往復が増便され、新たに京都駅(京都市下京区)にも停車する。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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