吹き込んだ雪が凍った? トンネル内で正面衝突、軽乗用車の運転者が死亡

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対面通行区間となっている自動車道のトンネル内で事故は起きた。トンネル外では雪が降っており、内部まで入り込んだ雪で路面が凍結していたとみられる。

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10日午後2時40分ごろ、富山県氷見市内の能越自動車道で、対面通行となっているトンネル内を走行していた軽乗用車が対向車線側へ逸脱。対向の大型トラックと正面衝突する事故が起きた。この事故で軽乗用車の運転者が死亡している。

富山県警・高速隊によると、現場は氷見市中尾付近で片側1車線の対面通行区間となっている。軽乗用車は中尾山トンネル(全長716m)内を走行中に対向車線側へ逸脱。直後に対向車線を順走してきた大型トラックと正面衝突した。

衝突によって軽乗用車は中破。運転していた同市内に在住する74歳の女性は近くの病院へ収容されたが、頭部強打などが原因でまもなく死亡。トラックを運転していた67歳の男性にケガはなく、警察は自動車運転死傷行為処罰法違反(過失致死)容疑で事情を聞いている。

事故当時、トンネル外では雪が降っており、風が強かったので内部まで入り込んでいたという。軽乗用車は斜行するようにして対向車線側へ逸脱したものとみられ、警察ではハンドル操作を誤ったものとみて、事故発生の経緯を詳しく調べている。

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路面に雪が積もっている場所では「滑りやすい」という認識を持つかもしれないが、トンネル内では目立つような積雪が無く、そこに油断が生じる余地がある。トンネル外で雪が降っている場合、トンネル内でも路面が凍結している可能性は非常に高い。

《石田真一》

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