西日が眩しくて信号看過か---乗用車が横断の女児4人をはねる

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横断歩道と信号機が設置され、安全に横断できるはずの場所で小学生の児童4人がクルマにはねられる事故が起きた。逮捕された運転者は「西日が眩しくて前が見えなかった」と主張しているという。

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10日午後4時ごろ、埼玉県狭山市内の県道で、徒歩で横断歩道を渡っていた下校中の女子児童4人に対し、交差進行してきた乗用車が衝突する事故が起きた。4人は軽傷。警察はクルマの運転者を逮捕している。

埼玉県警・狭山署によると、現場は狭山市柏原付近で片側1車線の直線区間。横断歩道と信号機が設置されている。小学4年生(9~10歳)の女児4人は徒歩で横断歩道を渡っていたところ、右方向から交差進行してきた乗用車にはねられた。

4人は近くの病院へ収容されたが、足などを打撲する軽傷。クルマを運転していた同市内に在住する65歳の女にケガはなく、警察は自動車運転死傷行為処罰法違反(過失傷害)の現行犯で逮捕している。

現場は見通しの良い区間。警察の聴取に対して女は「西日が眩しくて前がよく見えなかった」などと供述しているようだ。警察ではクルマ側が赤信号を看過した可能性が高いとみて、事故当時の信号表示状況を含め、事故発生の経緯を詳しく調べている。

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西日が眩しかったとしても、それが信号看過の言い訳として通用するわけもなく、実際に人身事故を起こしてしまってからではさらに通用しない。バイザーなどを適切に使用し、前方の注視を欠かさないことが必要となってくる。

《石田真一》

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