トーヨータイヤ、オフロードの雄2人が運転した怪物マシンで圧倒的な存在感…東京オートサロン2018

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BJバルドウィン選手がレースで使用したトヨタ自動車『タンドラ』の改造車
BJバルドウィン選手がレースで使用したトヨタ自動車『タンドラ』の改造車 全 7 枚 拡大写真

トーヨータイヤは米国から持ってきた2台の怪物マシンを前面に押し出し、「臨場感と躍動感のあるブースにして、トーヨータイヤブランドの世界観を表現した」そうだ。

その2台とは、BJバルドウィン選手とケン・ブロック選手がそれぞれ運転したトヨタ自動車の『タンドラ』とフォードの『マスタング』を改造した怪物マシンだ。両選手はオフロード界で余りにも有名なので詳しく説明するまでもないが、BJバルドウィン選手は世界で最も過酷なレースと言われる「BAJA1000」で2連覇を果たした選手で、ケン・ブロック選手はラリードライバーでWRCにも参戦し、スタントドライバーとしても活躍している選手だ。

BJバルドウィン選手のタンドラは、2016年型のTRD Pro仕様をベースにカスタムしたBAJA1000用の競技用車両で、オフロード走行中の激しい衝撃から車体とトライバーを守るために、フロントにはストローク量が66cmに及ぶ巨大サスペンションを装着している。もちろんタイヤはトーヨー製でBAJA1000を戦うためにチューニングされた特別仕様だ。

「沼地や砂地に非常に強いタイヤで、今回はBJバルドウィン選手が実際に使って、優勝した時のタイヤも展示しました。彼のサインも入っています」と同社関係者。

一方、ケン・ブロック選手のマスタングは、1965年型モデルをベースに大改造したドリフト・マシンで、NASCARで使用されている6.7リッターV8エンジンをフロントに搭載している。しかも、メタノールを燃料とする特製ツインターボチャージャーを搭載しており、その馬力は何と1400PSをたたき出すそうだ。

この2台の周りには常に来場者が群がり、しきりにカメラやスマホで写真を撮っていた。その様子を見て、同社関係者も満足している様子で、「うちはオフロード用タイヤに強みを持っており、特に米国で高い人気を誇っています。その点をウリに他社との違いを出して、ブランド力の向上を図っていきたいと考えています」

そう話す同社関係者が今回の東京オートサロンで目玉として紹介したのが、新製品の「オープンカントリーR/T」だ。オフロード性能とオンロード性能を両立する新カテゴリータイヤで、オフロードでもトラクション性能とオンロードでの耐摩耗性能や走行安定性を高次元で両立した“遊び心”のあるものだという。

そのほか、同社のブースには国内未発売の「プロクセス・スポーツSUV」「プロクレスRR」「オープンカントリーM/T」「オープンカントリーU/T」などが展示されていた。

《山田清志》

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