事故を起こした運転者、車両と被害者を放置して逃走

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左側から強引に追い抜き、前方に割り込んできたクルマに対し、後続のクルマが追突するという事故。ぶつけられた側では重傷者も出ているが、運転者は車両と負傷者を放置して現場から逃げ出してしまった。

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14日午前0時30分ごろ、大阪府大阪市中央区内の国道25号(御堂筋)で、強引に追い抜きを仕掛けて割り込んできた軽乗用車に対し、後続のクルマが追突する事故が起きた。3人が重軽傷を負ったが、割り込み側の運転者は車両を放置して逃走した。

大阪府警・東署によると、現場は大阪市中央区北浜付近で、側道を含めて6車線の一方通行路。35歳の男性が運転する軽乗用車を左車線から強引に追い抜こうとしていた別の軽乗用車がそのまま前方に割り込み、男性のクルマはブレーキが間に合わずに追突した。

追突によって双方のクルマが中破。割り込んできたクルマの後部座席に同乗していた16歳の女性2人が頭部や骨盤骨折などの重傷を負ったが、運転者は車両と負傷者を現場に放置して逃走。男性も足を打撲するなどの軽傷を負い、いずれも近くの病院へ収容されている。

警察では重傷ひき逃げ事件として捜査を開始。兵庫県内に在住する17歳の少年が事件に関わったものと断定し、自宅に戻ってきたこの少年を自動車運転死傷行為処罰法違反(無免許運転過失傷害)や道路交通法違反(ひき逃げ)容疑で逮捕している。

警察の聴取に対し、逮捕された少年は「無免許の発覚を恐れて逃げた」などと供述しているようだ。警察では日常的に無免許運転を繰り返していたものとみて、事故発生の経緯を詳しく調べている。

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強引に割り込んだ結果、ぶつけられることになったクルマの運転者は17歳の少年であり、自動車免許の取得可能年齢に至っておらず、無免許だった。負傷した同乗者は若い女性で、「こんな運転もできるんだぜ」と見せつけた結果の事故だったのだろうか。

《石田真一》

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