歩行者死亡の衝突事故、免許停止処分後も運転を続けていた少年を逮捕

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近くに横断歩道があるにもかかわらず、遠回りを嫌った結果(ショートカットした)ことを原因として発生したとみられる死亡事故だったが、相手方となったバイクを運転していた少年は免許停止処分の確定後もそのまま運転を続け、この事故を起こしていたことが判明した。

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昨年12月、大分県大分市内の市道で発生した歩行者とバイクが関係した衝突事故について、大分県警は15日、バイクを運転していた由布市内に在住する18歳の少年を自動車運転死傷行為処罰法違反(無免許運転過失致死)容疑で逮捕した。

大分県警・大分中央署によると、問題の事故は2017年12月8日の午後7時30分ごろ発生している。大分市片島付近の市道(片側1車線の直線区間、近くに横断歩道あり)で、徒歩で道路を横断していた63歳の男性に対し、交差進行してきた2人乗りバイクが衝突。この事故で男性は頭部強打などが原因で死亡し、バイクに乗っていた2人も重傷を負った。

警察では目撃証言などからバイク運転者の少年を特定。この少年は事故直前の11月30日に違反累積で免許停止処分を受けていたことが判明した。事故当時は無免許で運転していたことになり、警察は少年の回復を待ち、15日に無免許運転過失致死容疑で逮捕している。

警察の聴取に対し、逮捕された少年は容疑を大筋で認めており、警察では処分後も日常的に無免許運転を繰り返していたものとみて、事故発生の経緯を詳しく調べている。

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違反累積による免許停止や取消処分は「交通法規を軽視し、危険な運転を行う者を一定の期間、道路から "排除" する」ことを目的としている。この排除された期間を「自身の運転や、法遵守について見直す機会」としなくてはならないのだが、免許停止や取消処分を「運が悪かっただけ」などと他人事のように軽視すると「他者を巻き込む事故を起こす」ということになる。

《石田真一》

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