激戦区クロスオーバーにハイパフォーマンスで勝負する RDXプロトタイプ…デトロイトショー2018

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アキュラRDX新型(デトロイトモーターショー2018)
アキュラRDX新型(デトロイトモーターショー2018) 全 10 枚 拡大写真

デトロイトショー2018において、ホンダの高級車ブランドアキュラから、新型『RDXプロトタイプ』が世界初公開された。激戦区のスモールクロスオーバーカテゴリに、ハイパフォーマンスで差別化を図る一台だ。

アキュラはもともとスポーティーなブランドイメージを持っており、『NSX』も北米ではアキュラブランドのイメージリーダーとして販売されている。そして今回のデトロイトショーでは、スポーティーな「Type S」グレードの復活が宣言された。2008年のアキュラ『TL』以来となる。

RDXは、そのアキュラブランドのスモールクロスオーバーである。今回のデトロイトでも引き続きクロスオーバーのトレンドが続いているなか、RDXは明確にパフォーマンスをアピールすることで差別化を図っている。

RDXを披露するプレゼンテーションのなかで、アキュラのゼネラルマネージャーであるジョン・イケダ氏は、「2.0リットルDOHC VTECターボエンジンと10速ATを組み合わせ、さらにNSXで培ったアキュラSH-AWDを搭載した。このトルクベクタリングAWDによって、今までにない俊敏なハンドリングを実現した。さらにスポーティーなトリムを提供するAスペックモデルも用意した」とアピールした。

クロスオーバーの新型車が数多くあるなかで、差別化要素が無ければ埋もれてしまうのは当然だ。アキュラは、自らのブランドイメージに沿った戦略で勝負する。発売は2018年中旬とアナウンスされた。

アキュラブースにはそのほか、IMSAウェザーテックチャンピオンシップにエントリーする『ARX-05』や、デイトナ24時間レースに参戦した『NSX GT3』の2台のスポーツカーが展示されている。

《佐藤耕一》

日本自動車ジャーナリスト協会会員 佐藤耕一

自動車メディアの副編集長として活動したのち、IT企業にて自動車メーカー・サプライヤー向けのビジネス開発を経験し、のち独立。EV・電動車やCASE領域を中心に活動中。日本自動車ジャーナリスト協会会員

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