フォルクスワーゲングループは1月17日、2017年の世界新車販売の結果を公表した。総販売台数は過去最高の1074万1500台と、2年連続で1000万台の大台を突破。前年比は4.3%増だった。
2017年の市場別販売は、最大市場の中国が、前年比5.1%増の418万4200台と2年連続で増加。小型車に対する減税の効果もあって、販売を伸ばす。中国を含めたアジア太平洋地域でも、4.3%増の450万5800台と、前年実績を上回る。
また北米は、前年比4%増の97万6400台と、前年超えを維持。このうち米国は、前年比5.8%増の62万5100台とプラスに転じた。2015年9月に発覚した排ガス案件の影響から抜け出した形。
ロシアも、前年比14.8%増の19万1700台と回復。欧州も、前年比3.3%増の432万8500台と、増加傾向。一方、地元ドイツは0.4%減の128万6500台と、マイナスに転じている。