ホンダ歩行アシスト、EUの医療機器認証を取得

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ホンダ歩行アシスト
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ホンダは1月18日、歩行訓練機器「ホンダ 歩行アシスト」が欧州の「医療機器指令(MDD)」の認証を取得し、EU域内での事業展開が可能になったと発表した。

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ホンダの歩行アシストは、けがや病気などで歩行が不自由になったり、加齢などによって脚力が低下した人々の歩行改善を支援する機器だ。ASIMOの開発で培った歩行研究の蓄積をベースとして、歩行時の股関節角度センサーの情報をもとに制御コンピューターがモーターを駆動する協調制御技術を採用。左右の足の振りだしと蹴りだしのタイミングの対称性を改善するとともに、歩幅の拡大を促し、より楽な歩行を可能とする。

欧州では、EU域内で製品を流通・販売するためには、EUの定めた基準(EU指令)に適合するとともに、適合マーク「CEマーキング」を製品に表示する必要がある。EU指令はさまざまな領域が対象となっており、医療機器指令は、医療機器の適合基準を定め、CEマーキングの添付を認証するもののひとつ。今回の認証取得により、ホンダ歩行アシストは、医療機器指令に適合する医療機器としてCEマーキングを使用できるようになる。

また、今回の認証は、ホンダ歩行アシストが既に認定を取得している国際規格「ISO 13482」に基づく評価・認証を活用し、日本でISO認証を担当する第三者機関、日本品質保証機構(JQA)と、ドイツの第三者認証機関であるTUV NORD CERT GmbHが連携して認証された、初めての医療機器指令認証となる。

《纐纈敏也@DAYS》

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