開発中のフル液晶メーターとデフィー・スポーツディスプレイを展示した日本精機…オートモーティブワールド2018

自動車 ニューモデル モーターショー
日本精機が開発中の中型TFTフルグラフィックメーター。右側に7インチTFT液晶を使い、左側にはコストで有利なセグメント型液晶を使う。
日本精機が開発中の中型TFTフルグラフィックメーター。右側に7インチTFT液晶を使い、左側にはコストで有利なセグメント型液晶を使う。 全 5 枚 拡大写真
日本精機のブースには、最新の量産車に採用されているメーターがズラリと並んでいた。その奥にはアフターパーツブランドのデフィーのコーナーがあり、先のオートサロンで発表した「スポーツディスプレイF」と、低反射ガラスを採用したサブメーター「アドバンスA1」シリーズが展示されていた。

さらに今回の展示の目玉は、開発中の次世代メーターパネルの展示。2020年以降の量産車に採用を提案していくものだ。1つは大型TFTを使ったフルグラフィックメーターと2層型のHUDで、もう1つは中型TFTフルグラフィックメーターと呼ぶものだ。

「大型液晶の方は高級車向けの提案で、特徴は2つに分かれたHUDを使うことで、奥行き感を出せるため、ルート案内などの表示が実際の道路に近い感覚で見えることにあります」と説明員。1枚のスクリーンでも遠近法で描けばそれらしくは見えるが、2枚のスクリーンを使った方がより自然で見やすいようだ。

「もう1つの中型TFTフルグラフィックメーターは、今後生産量が増えてコストが下がる7インチのTFTを使い、左側にはセグメント型の液晶を使うことでコストを抑えて見やすく多機能なメーターを実現するものです」。

7インチTFT液晶だけではメーターパネル全面表示にはできないが、そもそも走行中に常時必要な情報は左側にセグメント型の液晶に任せることで、広い液晶メーターを実現したハイブリッドタイプだ。表面はフラットな仕上がりで、バーグラフ式のタコメーターとデジタルスピードメーターがあれば、普通のドライバーなら違和感なく利用できることだろう。CDセグメントあたりまではこれでも十分、昨今の装備充実著しい軽自動車にも採用するケースが出てきそうだ。

《高根英幸》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「思ったよりだいぶ安い」トヨタ『GRヤリス』に新登場、エアロパフォーマンスパッケージに絶賛の声
  2. 「TWIN TURBOのロゴ懐かしい!」Z32ファン感涙、レトロ感あふれる新型『フェアレディZ』が話題に
  3. レクサス『IS』改良新型、米国はハイブリッドなし..V6ガソリンだけを設定
  4. メルセデスベンツ『Cクラス』次期型を予告、光る大型グリル採用…初のEVも設定へ
  5. 「国内にもガソリンターボを!」直6ターボ×黒アクセントのマツダ『CX-90』に日本のファンも熱視線
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る