タクシー相乗り実証実験、大和自動車は「この指とまれ」、日本交通は「フリーマッチング」

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大和自動車グループの相乗りタクシーアプリ
大和自動車グループの相乗りタクシーアプリ 全 2 枚 拡大写真
国土交通省は1月22日午前9時から3月11日まで、配車アプリを活用した相乗りタクシーの実証実験について、参加事業者の配車アプリの利用方法を発表した。

相乗りタクシーは配車アプリを活用して複数の利用者を1台のタクシーにマッチングする。タクシーを1人で利用するより割安な運賃で利用可能になる。「タクシーの運賃は高いから」という理由で利用を控えていた人に、利用しやすいタクシーサービスの提供を目指す。事業者・ドライバーにとっては、複数の利用者を効率的に運送することが可能になる。

実験は大和自動車交通グループ4社649台、日本交通グループ11社300台が参加する。

大和自動車交通グループのアプリ名「大和自動車交通タクシー配車」で、1か所の乗車地で、同方向の目的地に向かう人を募集してマッチングする「この指とまれ」方式。

事前にクレジットカードの登録が必要。7日前から運送開始時間45分前まで申し込みが可能。運行開始25分前に相乗りを確定、アプリ上で相乗り乗車券を発行する。乗車時は運転者にこの画面を提示する。3人まで相乗りが可能。相乗り確定後のキャンセルは相乗り運賃全額を収受する。相乗り運送開始可能な場所は東京駅八重洲口や神田駅南口、錦糸町丸井前など、東京駅以東を中心に30カ所。

日本交通グループのアプリ名は「相乗りタクシー」で、乗車地、降車地を自由に選択して同方向に向かう人をマッチングする「フリーマッチング」方式とする。

事前にクレジットカードの登録が必要で、乗車希望時刻の1時間前から申し込み可能。マッチング対象が見つかり次第相乗りが確定する。相乗り確定後のキャンセルは相乗り運賃の100%を収受する。乗車場所はどこでも設定可能。2人まで相乗り可能で、利用者が隣り合わないよう助手席と後部座席に一人ずつ配席する。

実証実験により、利用者のマッチング方法や運賃水準の検証、利用者アンケートを行って、この結果を踏まえて制度の本格導入に向けた検討を進める。

実証実験期間中、実証実験参加車両の左後部座席の窓にステッカーを表示する。

《レスポンス編集部》

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