自動運転向け次世代センサーは音波で接触を検知、ヘラーが開発…デトロイトモーターショー2018

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ヘラー、ハーマン、ネクステアの合同プレスカンファレンス(デトロイトモーターショー2018)
ヘラー、ハーマン、ネクステアの合同プレスカンファレンス(デトロイトモーターショー2018) 全 3 枚 拡大写真

ドイツのヘラー(HELLA)は、米国で開催中のデトロイトモーターショー2018において、コネクティビティを高める自動運転向けソリューションを発表した。

ヘラーは今回、「SHAKE」と呼ばれる次世代センサーを新開発。SHAKEセンサーは、自動運転車が車両の周囲の環境を検出するために必要なカメラとレーダーシステムをベースに、車体に何らかの接触が起きた際に発する音波を認識するセンサーを加えたシステム。SHAKEセンサーは、3つの機能を持つ。

このうち、「インテリジェント・ダメージ検出」は、車体の傷、凹み、塗料の損傷など、車両の損傷の重大度、時間、場所を検出。次に、事故の内容を記録し、カーシェアリングアプリで自動運転車を利用できるユーザーとモビリティ企業に向けて、損害レポートを作成する。

また、「アダプティブ・インパクト検出」は、前後バンパーの2つのセンサーを使用して、およそ19km/h以下の速度における歩行者などとの軽微な接触を検出。また、駐車中に障害物に衝突した場合には、車両のさらなる損傷を防ぐため、接触を検出して車両を緊急停止させることができる、としている。

《森脇稔》

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