東海道新幹線下り電車に乗って三河安城駅(愛知県安城市)を発車あるいは通過すると、進行方向右側に見えるニチバン安城事業所。幅50m×高さ14mという巨大な壁面自社広告がおなじみだったが、これが18年ぶりにリニューアルされ、25日に完成した。
ニチバンの主力製品である『セロテープ』は安城事業所内テープ安城工場で生産しており、同事業所内に新設した先端技術棟(メディカル安城工場、先端応用研究所)の竣工に合わせて、壁面広告のデザインが一新された。
赤白青のトリコロールを用いた直線的なデザインは、2013年度にグッドデザイン・ロングライフデザイン賞も受賞した、セロテープのパッケージを表現している。コピーは「無くしてわかる ありがたさ 親と健康とセロテープ」を引き続き使用。コピーライターは仲畑貴志氏だ。
「この壁面広告は、車窓から見える沿線の名物として長い間親しまれてきました。今後も、東海道新幹線の車窓や三河安城駅の風景として皆さまに親しんでいただきたいと考えています」とニチバン関係者は語る。
なおニチバンでは個人による工場見学は受け付けておらず、工場周辺の道路からも見にくいので、この壁面広告は新幹線車窓から見るのがいちばん簡単なようだ。