駐車中に動き出すおそれ、三菱 アウトランダーPHEVなど9万2000台をリコール

自動車 テクノロジー 安全
三菱アウトランダーPHEV
三菱アウトランダーPHEV 全 3 枚 拡大写真
三菱自動車は1月25日、『アウトランダーPHEV』など4車種の後輪ブレーキキャリパーに不具合があるとして、国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。

対象となるのはアウトランダーPHEVのほか、『アウトランダー』、『デリカ』、『RVR』の計4車種で、2012年7月2日~2016年2月1日に製造された9万2307台。

後輪ブレーキキャリパーの具体的な不具合箇所は、駐車ブレーキ駆動用シャフトのブーツと、ブレーキキャリパー内部のピストン。ブーツについては、シール性能不足によりシャフト部に水が浸入し、シャフトに錆が発生することがある。またピストンについては、製造工程での検査不良により検査規格を外れたものが流出。ブレーキパッドの摩耗が進行しても、ブレーキパッドとブレーキディスクの隙間が自動調整されないものがある。いずれも駐車ブレーキの制動力が低下し、駐車中の車両が動き出すおそれがある。

改善措置として、全車両、確認のうえ、後輪ブレーキキャリパーが対策前品の場合は、シャフトを点検し、シャフトが固着またはキャリパー内部までシャフトの錆が進行している場合はブレーキキャリパーを対策品と交換。キャリパー内部まで錆が進行していない場合は錆を除去し、対策品ブーツキットと交換。ピストンについても良品に交換する。

不具合は合計285件発生、事故は起きていない。市場からの情報により発見した。

《纐纈敏也@DAYS》

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