【WRC 第1戦】トヨタ勢、デイ2を終えて2-4-5位…チームを率いるマキネン代表「ポジティブな一日」

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2日目を終えて2位の#8 タナク(トヨタ)。
2日目を終えて2位の#8 タナク(トヨタ)。 全 8 枚 拡大写真

世界ラリー選手権(WRC)開幕戦「ラリーモンテカルロ」の競技2日目が現地26日に行なわれ、トヨタ勢は2-4-5位につけた。チーム代表のトミ・マキネンはデイ2を「ポジティブな一日だった」と振り返っている。首位はフォードのセバスチャン・オジェ。

「ヤリスWRC」の3台体制で今季開幕戦に臨んでいる「トヨタGAZOOレーシング WRT」は、前日のデイ1終了時点で4-5-6位。これをデイ2終了時には2-4-5位とし、陣営全体としてのポジションアップを果たす格好となった。

2位はチーム新加入の#8 オット・タナク。この日はSS(スペシャルステージ)トップタイムを2回マークするなどし、総合順位を前日から3つ上げた。#9 エサペッカ・ラッピが前日と同じ4位、そして#7 ヤリ-マティ・ラトバラが5位に続き、彼らも表彰台を狙える位置にいる。

チーム代表トミ・マキネンのコメント
「とてもポジティブな一日でした。オット(タナク)のパフォーマンスは信じられないほど素晴らしく、ここまで彼がやってきたことと、習得の早さに我々全員が驚いています。彼の今後がとても楽しみです。彼はこのクルマでどんどんと経験を重ねてきていますし、明日も非常に速いはずだと確信しています。そして、我々のチームは強さを備えているという自信もあります。明日は雪で難しいコンディションになるかもしれませんが、きっと大丈夫でしょう」

#8 オット・タナクのコメント
「今日は多くの選手がミスをおかしていたので、クレバーなドライビングを続けることを心がけた。2位で終えることができ、とても前向きな気分だ。今日はクルマにいくつか改良を施したが、それがすべてのステージで自信の向上に繋がった。常に“学び”を続け、クルマをより深く理解するという作業を明日以降も続けたい。このラリーは純粋なスピードだけで結果が決まるわけでなく、安定した走りや賢明な判断こそが重要なのではないかと思う」

デイ2終了時点の首位は前日同様に#1 セバスチャン・オジェ(フォード)で、#8 タナクに対するリードは約15秒。首位から約1分差の3位には#6 ダニ・ソルド(ヒュンダイ)がつけている。6位は#10 クリス・ミーク(シトロエン)。

トヨタはワークス参戦復帰2年目を勝利で飾ることができるだろうか。競技は現地28日にフィニッシュする。

《遠藤俊幸》

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