JR東日本新潟支社は1月29日、新潟駅が4月15日に高架開業することを明らかにした。地上部に仮線を残した第1期高架開業となる。
新潟駅の高架化工事は、新潟駅を挟んだ信越本線や白新線、越後線を含む約2.5km区間を高架化する、新潟市の新潟駅付近連続立体化工事の一環として行なわれている。
在来線の高架橋は新潟駅北側の旧地上5~7番線に建設され、4月14日には現在の地上1~4番線を高架上の2~5番線へ移設する線路切換工事を実施。翌日から上越新幹線11番線と在来線5番線との対面乗換えが可能となる。
これに伴ない、4月14日には、新潟駅に発着する在来線で列車の運休が発生するため、一部区間でバス代行輸送や臨時列車の運行が実施される。
このうち、信越本線では、新潟~亀田間で22時頃から終電までバス代行を実施。
白新線では初電から21時30分頃まで新潟→東新潟間と大形→東新潟間で、21時30分から終電まで新潟~東新潟間でバス代行を実施する。
越後線では、10時30分から終電まで新潟~白山間でバス代行を実施する。
なお、在来線特急は、羽越本線・白新線の『いなほ』が上り7本・下り4本、信越本線の『しらゆき』が上り3本・下り5本運休する。
このため、豊栄~酒田・秋田間には『いなほ』を代替する臨時快速を運行。『しらゆき』では、新津折返しや、新津~新潟間・新津~越後石山間で代替臨時列車の運行などを行なう。
第1期高架開業後は、高架1番線を建設する工事と、地上に残る8・9番の仮線を撤去する工事などが進められ、2021年には全面的な高架開業を迎える予定だ。